最終章から始まる物語

「はじめまして」


「ただいま」



単純な挨拶をするだけでも体力が消耗されていくくらいに話下手な人間は、心地よさを求めて文字を書き残すという場所に戻っていく。





最近の出来事のような昔の出来事のような、遡って10年前。8歳の頃から通っていたダンススクールの延長線上で"大阪☆春夏秋冬"というグループが生まれ、私のアイドル人生が始まった。10年を省略し、そのグループが4月29日をもって終わりを迎えてしまうのだ。そして今日からはラストツアーが始まるわけで、、、


長い出来事のような短い出来事のような、遡って10代の頃。3年間ほど毎日ブログを書いていた時期があった。今となってはとてもじゃないが読み返せないくらい感情任せに書き殴っては、毎日ブログを続ける事に囚われた日遅れの文章である。いつの日かは文字を書く手が動かなくなったり、いつの日からはコラムを持つようになったり、波がありつつも執筆という場所に居心地の良さを感じていたのだ。そうして今日ここに戻ってきたわけで、、、




今日から始まるラストツアーでの出来事や感情を残すべく
noteを始めることにしたのだ。


「はじめまして」


「ただいま」


noteのルールも分からず飛び込んだが、大丈夫だろうか?ツアーに来れる人も来れない人も含めて、沢山の人に読んでもらえたら嬉しいが、、、最終章から始まるような内容になってしまい申し訳ない。どうか末長くよろしくお願いします。




(昨晩を添えて)

只今、東京のホテルにIN。

明日の事を想像しながらも窓の外に見えるタワーマンションに目を向けている。タワマンの角部屋は大きくて透明な窓で覆われているが、相変わらず部屋の中が見えている。これって見えてもいいものなのか、見せているのか謎だ。どうもグラマラスでスタイルのいい人を見ているような感覚になる。そんなことを考えながら間抜けな面をした自分も外からは丸見えなんだろう。数分後にはコンビニで買ったボンゴレビアンコの開封をミスり汁が顔にかかるくらいだし。いつもと変わらないテンションで、いつも通りのルーティンでベットに入る。

今日寝て仕舞えば、明日からは本当にラストツアーが始まってしまうのだろうか?

実感がないわけではないし、どちらかというと実感が湧きすぎて既に寂しさが込み上げている。しかし、大切にしてきたグループの最後を愛するメンバーや愛するファンの人と迎えられることは幸せで仕方がないのだ。

決まった結末に向かって、想像できない最終章を始めようとしている。明日から出会う全ての人と埋めていく物語。感謝を込めて、どうかよろしくお願いします。


ではまた。



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