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[子連れ旅行]アメリカの大自然を五感をフルに使って楽しみ切る

アリゾナ州:セドナ、グランドキャニオン
ニューメキシコ州:ギャラップ 編

ロードトリップ地図

 今回の旅は、私の住むオクラホマ州オクラホマ市から、旦那の両親が住むカリフォルニア州パームスプリング市までの片道18時間のロードトリップ!
8人乗りのSUVで旅する旅人は、旦那、中学生の長男(13)、小学生の次男(10)と三男(8)長女(2)と私の6人、そして、12歳の犬です。

 地球の果てまで見えそうな程、どこまでも広がる平地のオクラホマ州テキサス州。木のグリーン、岩のグレー、土のブラウンの三色で綺麗なグラデーション成した山々が連なるニューメキシコ州。ボディービルダーのように力強いポーズを決めたサボテンがあちらこちらに生えるアリゾナ州。山頂に雪が残る岩山と、乾いた砂地にヤシの木が映えるカリフォルニア州パームスプリング。ロードトリップでは、たくさんの絶景に巡り会うことができました。

 その1週間のロードトリップの旅の中から、アリゾナ州ニューメキシコ州のハイキングで出会った、美しく、力強く、そして、癒しの景色をシェアしたいと思います。

アリゾナ州セドナ: ベルロック

巨大な岩山と木々
ベルロック
日陰で休憩する娘と犬
サボテンの花

 長年の念願叶って、セドナへやってきました!セドナは、パワースポットとして世界的に有名な場所で、エネルギーが渦巻くボルテックスがいくつもあると言われています。

 我が家には2歳の娘と老犬がいるので、ペット同伴が可能で、比較的歩きやすそうなトレイルをネットで事前に調べ、ボルテックスで有名な場所の一つである『ベルロック』(写真2枚目)に決めました。到着したのは、5月末の夕方4時頃。気温は20度程で、涼しい風が吹きハイキングにはピッタリの気候ではありましたが、滑りやすい岩に砂のようにサラッとした土、そして、所々に出てくる急勾配の上り坂は、やはり、娘と犬には大変だったようで10分程歩いたところで休憩です。朽ちた木に座って眺める景色は最高で、地球の長い歴史が刻まれた赤褐色の岩山に、深い緑色の木々で作り出すコントラスト(写真1、3枚目)が、なんとも力強くエネルギーに満ち溢れ、ただ何をするわけでもなく、ボーッとする時間が幸せで癒しとなりました。

 さて、目の前に立ちはだかるベルロックの頂上へ果敢にも挑みに行った旦那と息子達はと言うと。。。「恐かったぁ〜。」と言いながら、あっさり帰ってきました(笑)。岩山は滑りやすく掴む場所もあまり無いようで、結局、頂上までは登れず仕舞いだったそう。

アリゾナ州: グランドキャニオン

足がすくむ程深い谷
果てが見えないグランドキャニオン

 セドナから約45分の山道を北上した町フラッグスタッフに1泊し、次の日、グランドキャニオンに行くことにしました。グランドキャニオンは、世界遺産にも登録されたアメリカの国立公園の一つです。
 
 この日は、連休前日ということもあり、渋滞に巻き込まれぬよう朝8時頃にホテルを出発しました。というのも、連休や春休み、夏休み期間中は、グランドキャニオンのエントランスで2時間以上の待ち時間が発生することもあるらしいです。フラッグスタッフから1車線の迂曲を繰り返す山道を北上すること約1時間、グランドキャニオンの南側を観光できるサウスリム入口付近に到着。20分ほど車の列に並び、チケットを購入し駐車場につきました。

 爽やかなシーダー(杉の木)の香りと澄んだ空気が車を降りた瞬間から清々しい気分にさせてくれます。サウスリムの公園内に入って5分ほど歩くと、突然目の前に広がる広大な景色(写真2枚目)。私達が1時間以上歩いても同じ景色が続くことから、グランドキャニオンの巨大さを物語っているようで、人間なんて大自然に比べたら、本当に小さい生き物なのだと見せつけられているようでした。
 今回行ったサウスリムは、グランドキャニオンの南側を眺められるように作られた舗装された散歩道。犬も連れて行くことも可能で、2歳の娘も楽しく歩くことができました。
 犬が許可されていない渓谷内は、今回行けなかったので、子供がもう少し大きくなってから、グランドキャニオンの下から眺める景色を見に戻ってきたいと思います。

ニューメキシコ州: ギャラップ

ダブルレインボー
チャーチロック
岩を登る娘

 ニューメキシコ州にあるGallupギャラップという町。ちょうど、オクラホマからパームスプリングスの道中の中間地点にあり、行きと帰りに1泊づつしました。小さな町で高い建物がないからこそ、綺麗な山々を360度見渡すことができます。

  今回の1週間の旅行で雨が降ったのは、行きの道中で立ち寄ったこの場所だけ。10分程ザーッと雨が降った後にダブルレインボー(写真1枚目)が、山から山へ架かる奇跡的な情景に出会いました。

 そして、帰り道で宿泊した、ホテルの近くにあったレッドロックパーク内にあるチャーチロックトレイル(写真2枚目)に行ってきました。このトレイルは砂地で、岩肌が所々に出ていて滑りやすいのに加え傾斜もあったので、娘は早めにギブアップ。娘と私は山の麓にあった大きな岩場(写真3枚目)で主人と子供達を待つことにしました。

 旅の中間地点にあるというだけで、なんの情報もなく立ち寄った町でしたが、ネイティブアメリカン(先住民族)が多く住む場所で、なんともスピリチャル的な雰囲気と、色合いの美しい山々からのパワーが降り注ぐ、素敵な町との運命的な巡り合わせでした。

 
 コロナ禍や家庭の事情で、なかなか行くことができていなかった長期の家族旅行。片道18時間のロードトリップでは、子連れ旅行ならではの、思いがけないアクシデントなども度々起こりましたが、それ以上にロードトリップだからこそ、州によって移り変わる景色、香り、気温、空気感を五感をフルに使って旅することが出来ました。記憶に焼き付けておきたい絶景の数々と共に、家族の思い出アルバムの1ページに刻み込もうと思います。


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