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[今日の気づき]陰と陽

 たった今、私を悩ます長年の悩みを解決する気づきに出会えたかもしれない!と、心が弾んだ。気分が上がったこの瞬間に誰かに話したかったから、畳まなければいけない洗濯物の山を横目に、ここ最近で最大の気づきをnoteに書き出しにきた。
 30分ほど前に、インスタを眺めていたら「夫婦間にも陰陽は必ずあって、旦那が陽ならなら嫁は必ず陰にいる。有名人の夫婦がいい例だ。」と話している方がいて、ものすごくイラついた。なぜなら、それが私が長男を産んでから約15年間の悩みだったから。「どうして、私は誰も見えない陰で、こんなにも一生懸命頑張り続けなければいけないのか。側から見れば、旦那が一生懸命働いたお金で、私は家で子供と優雅に暮らしてると思われてるだけなのに。」って、黒子のような専業主婦で子供を育ててる自分が誇らしいなんて思ったことは一度もなかったから。そして、4人目の最後の子供が学校の始まる来年からは、「今度は私が陽に行くのだ!」と意気込んでいたところだったのだ。
 でも、さっきのインスタの情報を見てイラついた後、すぐに気づいた。「こんなにも私の気を引くってことは、この情報は私にイラつきを与えにきたのではない。私に何か気づいて欲しくて、この情報が私の目の前に現れたのだ。そうだとしたら、私に何を気づかせたいのだろう。」と考えた。
 インスタで陰陽の話をしていた男性は、「地球でもそう、月と太陽が同時に登ることはない。」とも言っていた。それで、私はハッとした。「それは、見てる視点が一点しかないからだと。地球で言うなら私がいるアメリカでは、朝日が登っているが、日本では日が暮れている。立っている場所によって光と影の位置が変わるように、物事を見る視点を変えれば、陰陽は変わってくる。
 この世の中は、価値観を共有と言うよりも、洗脳しあっていると言っていもおかしくない。テレビやSNS、その他の多くの情報で発信された、誰かの一方的な視点や価値観で判断された陰陽が正しいと思い込みがちになる。
 私は、『外で働く旦那さんを支え、子供の世話と家事をするお母さんは陰の存在だ』と勝手に位置付けていたし、『社会と多くの接点を持つ方が陽で、それをサポートしてる人は陰なんだ』と、私の人生の中で出会った情報から得た知識から、自分自身を洗脳しているだけだったのだ。
 さっきのインスタで話していた男性は、「夫婦が同時に陽になるってことは絶対にない。」という言葉で締め括っていた。これが一番私をイラつかせたのだが、それって、たった1箇所の定点カメラしか持っていな人の発想なのではないかと思い始めてきた。
 一人一人の人生の陰陽はあるけれど、誰かの輝きをサポートするために、私は陰なるという世界線はないのだと思う。
 置かれている環境、立場、全ての人の立っている場所が異なるように、私たち一人一人、光を浴びている陽なのだ。それに、太陽の光が気持ちいいと感じる人もいれば、月の光が気持ちいいと感じる人もいる。全ての人は完全なる個。みんな違う。
 私は一度たりとも影にはいなかったのだ。
専業主婦で家事、育児に奮闘していた自分を誇ってあげて、私の陰陽の洗脳からはオサラバだ!
「私の人生のスポットライトは常に私だけに向けられている!」


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