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広告代理店に所属していたころ、配信していたニュースレターです。 これ以外にも、今まで書いてきたものを別途ポートフォリオサイトでご紹介していますので、ご覧いただけると嬉しいです。 …
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2022年11月の記事一覧

「やさしい日本語」でおもてなし③

シリーズで「やさしい日本語」についてご紹介しています。 国際空港利用者数や、「やさしい日本語」が誕生した経緯などについてはすでにご紹介しましたが、今回は「やさしい日本語」の作り方についてご案内します。 「やさしい日本語」の作り方 前回ご紹介した通り、「やさしい日本語」とは、小学3年生ぐらいの日本人が理解できるような言葉を使うことです。 難しい熟語や漢字をわかりやすい単語に言い換えたり、使う漢字も最低限のものにするなど、とにかく「伝わりやすさ」が最も重要です。 「やさしい

「やさしい日本語」でおもてなし②

本日も、前回に引き続いて「やさしい日本語」についてご紹介します。 「やさしい日本語」の始まり 前回少し触れましたが、「やさしい日本語」誕生のきっかけは、1995年の「「阪神・淡路大震災」でした。 日本に在住していた外国人の中で、特に日本語も英語も十分に理解できなかった方たちが、必要な情報を受け取れなかったそうです。 ご承知の通り、突発的な災害が起こってしまった直後は、誰もが正確で迅速な情報を受け取りたいと思うものです。 特に地震などは、二次災害が起こったり、津波の到

「やさしい日本語」でおもてなし①

感染症による「水際対策」が大幅に緩和され、街には訪日外国人の姿をよく見かけるようになったのではないでしょうか? 世界各国でロックダウンが実施される中、2020年8月に実施されたアンケートで、「感染症終息後に行きたい国」として日本が挙げられていたこともあり、入国制限が緩和された今、多くの外国人が訪日することが予想されます。(参考:nippon.com) 本日は、そういった訪日外国人への「おもてなし」として、「やさしい日本語」についてご案内いたします。 それではまず、現在の空港の

ジェンダーレスについて②

ジェンダーレス社会のために 前回ご紹介しました通り、ジェンダーレスとは「男女格差の解消」や「多様性を認め合う社会づくり」の実現のために重要な考え方です。 多種多様なジェンダーを尊重し、誰にとってもやさしい社会を実件するための取り組みをご紹介します。 1.「男性名詞」「女性名詞」の廃止 以前、男性の保育士は「保父」、女性の保育士を「保母」と呼んでいましたが、1998年児童福祉法施行令改定に伴い、男性をしめす「父」や女性を示す「母」を使わない「保育士」という言い方に統一され