Plenty in Life is Free
人生は自由に溢れている by Kathy Sdao
もし、優れた犬のしつけの秘訣が、強いリーダーではなく、頻繁に「トリーツをくれる人」になることだとしたらどうでしょう?厳格で強制的な人ではなく、熟練した強化を使う人であるとしたらどうでしょう?
過去20年間、世界中の数え切れないほどのドッグトレーナーたちが、正の強化の自由な利用を受け入れてきました。しかし、その背景には、強制的なドッグトレーニングから受け継いだ、「家族一人ひとりが犬のリーダーでなければならない」という考え方があります。しかし、「Nothing in Life is Free」と呼ばれるトレーニングプロトコルを用いてリーダーとしての役割を当てはめると、人が犬と愛情や注意を共有する能力を制約する息苦しいルールになってしまうことがあります。人間のリーダーシップを重視するあまり、犬には報酬を「獲得する」という負担がかかり、むしろ人間が寛大で、正確で、創造的な「給餌者」(強化者)になることに主な責任があるのです。
本書では、著名なドッグトレーナーであるキャシー・スダオが、数十年にわたる海洋哺乳類と犬の訓練経験を通じて、ドッグトレーニングのリーダーシップモデルを含む多くの聖域を拒否するようになった経緯を明らかにしています。人と犬が強化し合い、互いに譲り合うパートナーシップを築くことに重点を置いた独自のトレーニング哲学が、物語風に描かれています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?