世界最大の卸売市場
世界最大の卸売市場 義烏小商品市場=福田市場
義烏の小商品市場は「国際商貿城」「中国小商品城」「賓王市場」の三つの巨大卸市場とマーケットの周辺の数多くの専門街に構成されています。
1日に20万人のバイヤーが訪れるといわれ、日本で販売されていない商品も沢山あり、ネットショッピング用の商材、オリジナル商品の制作、買い付け等、世界各国から多くのバイヤー人が訪れる卸売市場です。
ここには8万軒以上のお店が並んでおり、とにかく広い!
あまりに広いため混雑とは無縁でゆっくり見て回ることが出来ます。
しかし、単純に1軒の問屋をたった一分で廻っても80000分
約1333時間かかります(笑)
義烏には福田市場の他にも下記のような色々な市場があり
そりゃもうただただ広さと大きさに圧倒されます。
★福田市場
・福田市場1期(A区ーE区)
造花、アクセサリー、玩具、ぬいぐるみ、ベビーカー、水晶、ガラス製品、絵画、額縁、仏像、仏具、念珠、インテリア、ライト、クリスマス用品、ホットボンド、接着剤、人形、彫刻、置物など。
・福田市場2期(F区ーH区)
文房具、事務用品、釣り用品、スポーツ用品、金物全般、電化製品、電球、LEDライト、PET用品、工業用工具、健康グッズ、自動車関係のアクセサリー、ベビー用品、鞄、皮製品、浴室用品、デジタル製品、ゲーム用品、傘、電卓、時計、包装資材、化粧品、サングラス、眼鏡、アウトドア用品など。
・福田市場3期
靴下、ネクタイ、スカーフ、日用雑貨、食器、プラスチック成形品、木製品、竹製品、ベルト、紐、手袋、帽子、マフラー、下着など。
★義烏賓王市場
お茶、食料品、健康食品、衣料品、カーテン、生地、繊維製品、皮革フアッション製品、シルク製品、絨毯、クッション、座布団、毛布、Tシャツ、ワイシャツ、スーツ、スカート、セーターなど。
★義烏金福源珠宝広場
(アクセサリー)
アクセサリー、タオル、衣料品など。
★義烏家具市場
収納家具、空間創造家具、オフィス家具、その他の家具
★義烏食料品市場
食料品、お酒、お茶、お菓子、金華ハム、食用菌など
★義烏花市場
盆栽、切り花、観葉植物、植木、園芸資材
★東陽建築資材装飾市場
建築資材、住宅設備、ドア、窓、床材、室内装飾等。
福田市場の福田市場1期(A区ーE区)だけでも1フロワーに14本の通り
(1街〜14街)があり、先が見えないくらい遠くに14本目の通り(14街)があります。この福田市場1期のビルだけでおよそ直線で1本の通り850m
ここだけでも1日じゃ無理です。終わる時間は早く17時で終わりです。
かたっぱしから歩いてみても見つかるものでもないので、前もって情報収集し、業者、アイテムを選別してピンポイントで周りましょう。
ここに出ているお店は中国全土から集まる生産工場や取扱いメーカーの窓口です。お店に並んでいるのはSAMPLEで、その場でSAMPLEを購入できるお店はとても少ないです。必要な商品、商談内容を予め準備し行かれることをお薦めします。
この超刺激的な市場はテンション上がります。
50代中位迄は目を皿にして結構歩いていたのですが、市場を出てからの疲れが尋常ではなくなってしまうようになりました。2日が限界(笑)
だいたい若者達は1日25000〜30000歩位歩いているようです。
特に細かい商品を何アイテムも探して売り場を構成するバラエティーやアクセサリー、雑貨等の買い付けバイヤーは若者がいいです。
体力、イメージ力、知力、応用力、情報力、判断力を磨きいいモノを見つけて素敵な商品に組み立ててほしいと願います。
最近は福田市場で商品を仕入れ、小ロットで買い付けて日本のネットショップなどで販売している方たちも増え、福田市場はチャンスの市場と言われているようですが注意も必要です。
中国は後進国への輸出も多く、クオリティーの面で、注文した商品が、ほぼ完璧な商品である日本の感覚は通用しません。
日本は世界一と言われるほど商品を頼む際の要求が細かく、クオリティー管理が大変なので嫌がる業者も多いし、日本は細かいからやりたくないと直球で断るお店も多いです。
安く買って高く売るみたいに単純に考える方も多いですが
不良品などもとても多く、歩留まりは3%あったら仕事にならないという認識の日本とは格段の差があります。
中国輸入も中国OEMもこちらの要望を正確に伝えられる通訳を用意したらハードルが低いと言われる方も多いですが、こちら側に通訳を通して伝えるQC(Quality Control)のノウハウがなければまずうまくいきません。
量販店で販売する場合は特に要注意です。
あつらえ等の管理が特に難しくゴンドラ展開の商品の袋の穴がズレているくらいは日常茶飯事、パッケージの汚れ、潰れ等あげたらきりがなく大変です。検品業者に検品基準を示し検品することは必須です。
最近は材料を買付て、あつらえを日本でやることもとても多くなりました。
人の口に入る食品や飲み物を入れるコップ、食べ物に使う棒やストローなどは食品輸入届や検疫所の検査、またコップやストロー等は問題ない素材で作られているかどうか検査機関で検査しなければなりません。
提出書類も色々あり、原材料、生産工程等諸々あります。
他にも注意することは山のようにありますが、一番大切なことは
QC(Quality Control)です。こちら側の要求を細かく伝えて目的の商品を制作する為、良きパートナーは必須です。
パートナーありきの海外制作、買い付けです。
最近はいろいろな代行業者もあるようでいい話もあるけれど、悪徳業者も多いようなので気をつけてください。
1つの商品単価は安くても、指図+検品+パッケージ+配送料+税金等、他にも諸々かかりますので、中国仕入は安い!=利幅が取れると安易に考えてはいけません。
ネットショップ用に商品購入を考える方はすでにある程度顧客がいる場合は良いかもしれませんが、初めからですと結構多くの在庫を抱えることにもなりかねませんのでご注意ください。
ネットショップ用に考えられる方は義烏迄行かなくとも
専門店等対象の浅草橋の問屋街のような小商品市場は色々なところにありますのでそちらで小さいロットで目で見て確認し、商品を購入するのもいいと思います。
今はネット環境があるのでパートナーさえいればわざわざ行かなくてもいいのですが、モノを目で見る、自分の脳に色々な商品情報を入れることは非常に大切だと今更ながらに思います。
商品買い付けをしていらっしゃる方は是非、一度行かれてみてください。
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