13.不思議な体験 教科書では教えてくれない、介護士のすすめ
介護施設も噂話は付き物です。
不思議な体験を3選をお送りします。
まぁ、タイミングが合えば年間で10名を超える方をお見送りしている職業かも知れません。
夜間の巡視で、亡くなった方を発見も聞く話の一つです。そして、不思議な体験も介護施設には多く聞かれます。
1.お盆になると・・・
介護施設あるあるですが、お盆近くになると不思議な事が起こります。
お盆は死者が戻ってくるなんて言いますが、何か根拠のある話なのでしょうか?
その日も巡視を終え、スタッフルームに帰ります。同僚の職員が記録をしており、雑談をしていました。
1時か2時だと思います。
104歳になる方から、Nsコールが鳴ります。
自分と同僚の職員は顔を見合わせて「ウソっ」と言ってしまう。
その方は、拘縮がすすみ手が伸ばせないし、伸ばしたとしても・・・指を広げて握る行為は、数年前から出来なかったはず。
走って居室に向かいましたが・・・壁に掛かっていたNsコールに触れた形跡はなかったです。
その後も作動し、その夜間帯では3回のNsコールがその方から、ありました。
お盆時期にある、あるある体験です。
2.同時に指差し・・・
認知症専門棟に、勤めていた頃の事です。
夕食を食べ終えたご利用者を、1人づつ居室に誘導して寝て頂いていたんですが・・・
余り、コミニケーションが行えない方が急に「今日は、誰か来てるね」と言うんです。
「誰か?とは何ですか?」と聞き返しましたが、その後は言語にならない言葉をモゴモゴと言われています。
モゴモゴ言われた方以外には、特に変わったことはなく4人部屋の3人まで、就寝介助を終え退室して行きました。
数十分後・・・突然!?奇声が聞こえます。
急いで、聞こえた居室に向かうと4人部屋の3人まで臥床されていた方々が、一斉に部屋の同じ方向の天井の角を指差します。
普段は、3人ともコミュニケーションも行えない方々が・・・同時に。
3.追いかけっこ・・・
これも、就寝介助時の話です。
ある程度、就寝介助を終えながらトイレの共用部のトイレの掃除を行っていました。
ふと・・・足音もなく、右側の居室に入っていく影・・・いや、女性のご利用者が見えて、慌てて「すみません。そこは、皆さん寝ていらっしゃるので・・・」と声を掛けるも、姿が見えません。
勘違いかと後ろを振り返ると、再び、他の居室へ入ろうとしているのが見えました。今度は、ハッキリと。
「ちょっと、すみません」と入っていった居室に向かうも、どなたも居られず・・・車椅子で移動される方が、寝てられた。
二度目は、ハッキリと見えたのは記憶しているが・・・特徴を全て忘れて、思い出せません。
・・・ハッキリと見えた。それは、分かる。
だが、何がハッキリ見えたか?
余り、覚えていない。
背筋がゾクっとしました。
まぁ、世の中、分からない事は今でも多すぎると思いますから😌。
ご観覧ありがとうございました。