夫の言葉の裏側に隠された『卑しい』の意味
夫婦で一緒に生活をしていると、会話の中でズレが起きて、イライラしたり、傷ついたりすることはありませんか?
そんな中、受講生さんからとても勉強になる体験を共有していただきました。
今日はその体験談をもとに、相手の言葉を正しい気持ちに変換することについて深掘りしたいと思います。
感情と言葉のズレによる不快感
彼女の夫が仕事から帰宅したある夜、「疲れているだろう」と思い、夫に「先にお風呂に入ったら?」と優しく声をかけました。
彼女の意図は、子どもにご飯を食べさせ、子どもが食べ終わったあとに、夫と二人でゆっくりと食事しようと考えていたのです。
しかし、お風呂から出てきた夫が二人を見てふと口にした一言は「卑しいな」という言葉だったそうです。
卑しい??
「卑しい」と言われた彼女は、ガツガツしていて品がない、と解釈し、なぜそんな言葉を発したのか意味が分からず、心の中でショックを受けました。
この言葉があまりにも否定的に聞こえて、夫が本当に何を感じていたのか、彼女はその気持ちを察することができませんでした。
言葉の裏にある本当の気持ち
心に残っていたので、子どもを寝かしつけてから夫に真意を尋ねたら、意外なことに、夫が伝えたかったのは「一緒にご飯を食べたかったのに、お風呂に入っている間に二人で楽しそうにしていたから」という気持ちだったそうです。
受講生さんは「今までなら、イラっと来てその場で感情をぶつけていた」と話してくれました。
個性心理学を学んだことで、「自分の言葉が相手にどう伝わるか冷静に考えることができるようになった、夫の本当の気持ちを確認できて、誤解せずに済んだ」と笑いながら話してくれました。
まず相手を認め、そのうえで会話を増やしていくと日常生活で感じるイライラや不快はおどろくほど少なくなります。
この事例は、職場の人間関係でもいえることだと思います。
価値観や意見が違う人と同じ仕事をしているのですから、言葉のズレがコミュニケーションのすれ違いに発展しているケースは想像以上にあるのではないでしょうか。
相手の気持ちを想像力だけで理解すると、お互いの解釈の違いがあり、大きなトラブルに発展することもあるかもしれません。
私自身もあらためて”相手を認める”"起こった出来事を認める"を実践していきたと思いました。
あなたのイライラももしかしたら思い込みからきているのかもしれません。少し気づかって、本当の気持ちを聞いてみませんか?
ハッとするような気付きがあるかもしれません😊