皮をぬぐ
■今日のことば
しっかり傷ついたりヘコんだりすれば、自分の足しや幅になる。
【樹木希林著「一切なりゆき」】
生きるというのは、いろんなところをくぐり抜けて、どう墓穴に入るかという道。どうやったって結果はついてくるから、その時々で納得するやり方をするしかないですよ。その途上で結婚でも別れでも仕事でも、しっかり傷ついたりヘコんだりすれば、自分の足しや幅になる。
私は出会った人を傷つけて、昔だったら消しゴムかホワイトで消したい人生だったのに、この年齢になると、深く傷つけた人たちがとっても、懐かしいのよ…。口をぬぐって「ない」ことにしなくてよかった。
ただ、人として生まれたからには善も悪も欲も全部ひっくるめて、ちょっと削ぎ落したところで着地したいと言うのはあるね。
最後は樹木希林という「皮」を脱ぐ。
起こることを嘆くよりも、どう足しにして行くかですね。
失敗してもいいじゃない。
今日もニコニコ夢に向かって1歩前進!!