えーえんとくちから

待合せの場所に
本屋を指定するヒトは素敵…

そんなことが書いてある
エッセイを読んで、
ほんとにそう、
どんな本を手にとっているか、
わざと遅れて確かめてみたくなったりして…
なんて思ったことがあります。

待合せ、だけではなく、
時間があると、
本に逢いに行くのがスキ💕

ネットではわからない、
本の大きさや重さ、
紙の感触や、
平積みなのか棚差しなのか、
置かれている本棚の雰囲気などを
確かめながら歩いていると、

まるで私を待っていてくれたかのように
目に飛びんでくる一冊が
必ずあるから。

今日の、そんな一冊は、
笹井宏之さんの『えーえんとくちから』

永遠と口から?
永遠解く力?

???と想いながら、
初めて手にとったこの本の作者は、
先輩歌人たちから「出色の才能」と評価され、
インターネット短歌界から生まれた
最初の歌人として将来を嘱望されながら、
26歳という若さで夭折したひと。

本を開いて、
ひと目で恋に落ちたのは、
短歌ではなく、俳句のほうでした。

『死ぬために夜の樹をだくあぶらぜみ』
『トマトだと思っていたら愛でした』

作者の命と想いから芽吹いたような、
熱く鮮やかなことばが迫ってきます。

この一冊で
週末のひとときが輝くようです♪
#笹井宏之 #えーえんとくちから #インストラクショナルデザイナーよしりんの海街日記

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