母さん、僕のあの帽子・・・
僕のあの帽子、
どうしたんでせうね?
ええ、夏、
碓氷から霧積へゆくみちで、 谷底へ落とした
あの麦わら帽子ですよ。
母さん、
あれは好きな帽子でしたよ、 僕はあのとき
ずいぶんくやしかった、 だけど、
いきなり風が
吹いてきたもんだから。
西条八十「ぼくの帽子」
ノンフィクション「悪魔の飽食」で、
戦争と国家の闇に切り込んだひと。
バッシングに対して、
「戦争の非人間性を隠すべきではない」
と突っぱねたひと。
薄れていく戦争の記憶を、
「僕のあの帽子」のように
追い続けたひと。
社会派ミステリーの巨匠、
森村誠一さんが亡くなりました。
もうすぐ終戦記念日の、
この日に。
ご冥福をお祈りします。。。
#森村誠一さん #人間の証明 #今朝の湘南 #渚のウェルビーイング #インストラクショナルデザイナーよしりんの海街日記