2020年9月11日。癌を宣告された日。
今日という9.11は世界的にも激動の日であり、わたしにとっても激動の日になった。
今でも鮮明におぼえている20年前の9.11。ニューヨークで起こった出来事。それと同じぐらい鮮明におぼえている9.11の出来事が去年起こった。
腫瘍があると宣告された日。
軽い気持ちで不妊治療の病院を訪れ検査の結果を聞きに行った。
その時の先生からのお話は「卵巣に腫瘍がありますね」だった。
一瞬なんのことか不明すぎて、あー腫瘍ね、腫瘍。え?!腫瘍ってなに??
といった感じで思考は停止していた。
「大きい病院に行ってください」と、そこからは病院を紹介してもらい、予約をとってという事務作業で先生の話は終わった。そこからの記憶はなく家にかえり、ソファーに座り、ただただ時間だけが過ぎていったことは覚えている。
その日、旦那は仕事で帰りが遅く、誰もいない家で余計に不安でもあり、
子供を産めなくなるかもしれない・・・・・・。
ということだけが脳裏から離れず、涙を流し続けていた。
旦那は家に入ってくると、リビングで電気もつけず、くらーい部屋でポツンと泣いているわたしを見て、これはやばい・・・・・・。と感じたらしい。今となれば笑い話だけど、そりゃ電気もつけず暗い部屋にいたら、暗なるわな!って。一言言われました。笑
ずっと泣き続けて終わった2020年の9月11日からは、激動のような日々で、想像もしなかった出来事をたくさん経験した1年でした。子供が産めない体にはなってしまったけど、「今」こうやって生きれていることに感謝しかないと思えているから人間って不思議ですよね。
改めて、9.11は「命」について考えさせられる、向き合えるきっかけをもらえる日になっています。だからこそ、20年前に亡くなった方々の分まで生き抜きたいと強く思っています。
#書く習慣 #癌 #腹膜偽粘液腫 #不妊治療 #今を生きる #抗がん剤治療