やりたいことがある人とない人の幸せ数値はきっと変わらない
世の中には、やりたいことを見つけよう!とか、やりたいことがある方が幸せ!みたいな言葉を聞くことがありますが、それは半分正解だけど、半分間違いだと思っています。
私はやりたいことが明確にある人です。
やりたいことがあるって、やりがいもあるし楽しいです。充実感や達成感も感じられます。
それだけ聞くと、やりたいことがあるって絶対に幸せじゃないか!と思うかもしれませんが、そんなこともないんです。
現実では全く理想通りに進まないこともあります。
やりたいことがやれても、評価や実績が付いてこないことも当然あります。
そうするとじんわりと孤独感と虚しさと無力感を感じます。やってる意味を見出せないと、やりたいことをやれていても悲しさが付いてきます。
なら他のことをやってみたら?と思うかもしれませんが、やりたいことが明確にある人ってきっと器用に生きられない人が大半だから難しいんです。少なからず、私は難しいです。
やりたいことしかやりたいと思えないし、他のことをやれる気が全くしないんです。
実際に別のことに取り組んでも、やる気は全然でないし、心の拒否反応も強くなって苦しく感じてしまいます。
食べ物で例えると、うどんしか美味しいと思えないか、うどんしか食べられないみたいな感じです。なんとなく不自由な感じがするのだけは分かってもらえたでしょうか。
やりたいことがあるって結構不自由なんですよ。
やりたいことがある人が、時々やりたいことがない人に「やりたいことがないなんてダメだよ~」なんて言う時は、やりたいことがある苦しみを見ないようにしたい時だと思います。
そう言いたくなる気持ちが私はよく分かります。
やりたいことがあるだけ幸せなんだ!と自分に言い聞かせて苦しみとか虚しさから逃げたくなるんですよね。
もし幸せの度合いが数値で表せるとしたら、やりたいことが明確にある人と、やりたいことは特になくてなんとなく生活している人の幸せ数値って変わらないと思います。
だから、やりたいことがないから幸せになれない!なんてないんです。
必死になってやりたいことを探さなくてもいいです。偶然やりたいことに出会えたら「こんな所にあったんだ~。へ~」くらいに捉えればいいものです。
やりたいことをやって幸せそうな人を見て、やりたいことがないことに焦りを覚えたら「やりたいことがあるっていうのも、それなりに大変らしい」と思い出してみてください。
「やりたいことがないと幸せになれない」は幻想だから。
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