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yoshiko
2020年5月18日 09:49
話があると蒼一の家に行ったのは、火曜の夜のことだった。指輪は受け取れない、と箱を返すと、蒼一は虚をつかれたような顔をした。遼への想いに気付いてしまった今、何でもないふりをして蒼一の傍にいることはできない。「ごめんなさい」「……理由を聞かせてもらえる?」蒼一はわたしの前にコーヒーの入ったカップを静かに置いた。付き合いだして1年目の記念日に、一緒に買ったペアのコーヒーカップだ。「蒼一と