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無心になる

毎週学びに行っている教会の鐘鳴らし、
ベルリンギング。

先日は初めて、塔のてっぺんに鎮座している
’8つの鐘さま’にお目見えしてきました!

実際にベルを鳴らしているところからは、
天井で覆われているので、鐘自体は
見えないのですよ。

天井の小さな穴からロープが下がってきていて
それを引いて鳴る仕組みになっています。

リーダー格のサイモンさんの後について、壁に
かけられた直立の鉄のはしごをカンカンカンと
上ってみました。

なんか消防士にでもなったような気分!

ベルを鳴らすところ自体、細いらせん階段を
ぐるぐる上がった先の高い位置にあるのですが、

はしごを上ってまずお目見えしたのは、
巨大な自動打鐘(だしょう)装置!

「イギリス産業革命!」

この言葉がとっさに出てきました。重々しい
鉄の部品と歴史を感じさせる製造会社の刻印を
前にして、ただただ、
うぉーっという声しか出ません。

’鐘さま’は、さらに鉄のはしごで上った先にあり、
それを目にしたとたん、

「で、で、でかーい!」
おののきました!

なんともすごい迫力。
巨大な鉄のかたまりです。
YouTubeで見たことはあったのですが、
実物は全然違いますね。

一番小さいトゥレブル (Treble)から
一番大きいテナー (Tenor)まで8つ、
パズルのようにきっちりと計算された
スペースにおさまっています。

サイモンさんに「音が鳴る時、ベルがどんな
動きをしてるか、見ときな」と言われ、
手前のベルに注目していると、

なんとなんと、すんごい速さ!
鉄のかたまりがブンブン首を振っています。

もし、これが飛んで来たら、一撃だな。

このデカさで、一番小さいトゥレブルなんだって!
それでも183kgもあるんですよ。

一番大きいテナーは約630kgもあるんだと!

私がビンタをくらって手が縛り上げられたのは、
5番目に大きいベル。

あぁ、そりゃぁ、あそこまで怪我しても
当然でしたね。

これらの鐘を鳴らす
バックストロークとハンドストローク。

この動作、なかなかの運動量があり、
最初の30分間の初心者タイムでは、汗をふきふき、
水をゴクゴク補給しながらの練習になります。

これね、すごく無心になれるんです。
ひたすらロープを引くこと、そのタイミングに
集中します。

だって、一瞬でも気を抜いたら、
また、ぶん殴られるんだもん!

気づいたら、ついつい常に何かを考えている
頭の中。なかなか空っぽにできないので、
この時間はとても貴重です。

今朝もコロコロ小石のペブルビーチで
大の字に寝っ転んでアーシングをしたあと、
グーッと前屈ストレッチ。

筋肉の間に、細胞の間にスキマをいれるぞと
意識しました。

​スキマを入れる。無心になる。
あなたが無心になれるときは、
どんなときでしょう?

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