見出し画像

歌舞伎座に行こう!⑦イヤホンガイド

歌舞伎って、話の内容が難しいんじゃない?と二の足を踏んでいるあなた。
美術館にも音声ガイドがあるように、歌舞伎にもイヤホンガイドなるものがあるのをご存知ですか?

わたしはパンフレットはほとんど買わない主義です。たまっちゃうんだもん。でも、イヤホンガイドはほぼ借ります!

歌舞伎って、ひとつの長~いお話をABCと切り取って、いきなりBだけ演じることがあるのです。ワンピースで言うと「ワンピースの『空島・スカイピア編』」てなとこかな。しかもそれすら最初の件がカットされてる時があるから、前後のつながりがわからないことがあるのですよ。オチなく終わるし。ねえ、いきなり空島やられても、そもそもルフィの仲間はどの人?とか、ざっくりでいいから教えてほしくない?

そんな時イヤホンガイドを聴けば、このお話に至る背景、今出て来たのはなに役で誰々さんという説明はもちろん、衣装やメイクや効果音などの決まりごとなどちょっとした知識も丁寧に教えてくれるのです。

例えば、黒子さんが拍子木で舞台をバタバタ打っている音は、ケンカのシーンのときの音の決まりごと、とかね。昔の漫画で言ったら「ボカスカ」みたいな感じかな多分。

それから、青い服を着ている人はいい人とか、赤い顔をしている人は荒くれ者とか、紫の鉢巻を頭の左に結んでしているときは病気、などの見た目の決まりごと。

それからただ話の説明だけではなく、その時の主人公の心情などセリフにはない補足も入れてくれるので、観ていて親しみが湧くわけです。いや~、昔の話とはいえ人間のやることはあまり変わらないなあ。共感できるわ~。と思える演目もけっこうあります。


そんな便利なイヤホンガイドですが、借りるときには独特のルールがあります。

貸出料(700円が相場)プラス預かり金として千円お支払いして、帰りに借りた機械と預り金を交換するのです。借りた場所で返さなくても大丈夫。整理券や番号札もなし。預けた千円札が戻ってくるだけというシンプルさ!
いいねこれ。整理券は間違えて持ち帰ることがあっても千円札を回収するのは忘れないわ 笑

あっ、幕見席で観る方に注意。外にもイヤホンガイドの貸し出し場所があるけど焦って借りなくて大丈夫ですよ。幕見席用の直通エレベーターを上がると入り口に貸し出し場所があるので、そちらをどうぞご利用ください。

ではでは~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?