【1-2】やりたいけれど億劫になる事を習慣化する方法。
こんにちは。
「習慣化」について、何度かに分けて書いております。
前回は、もともと練習などを習慣化できなかった私が、ある切っ掛けで習慣化できるようになったという内容を書かせて頂きました。
下の8つが切っ掛けでした。
1、好きなことなら没頭できると気づき、他の事に応用できるようになった。
2、本当に上手くなりたいと思った。
3、ある方からの助言。
4、習慣化のメカニズムを知った。
5、自分の機嫌をとることが「習慣化」にも大切だと知った。
6、出来ない状態(時間)を受け入れることも必要だと分かった。
7、人は潜在意識の働きで、急激な変化を嫌うと知った。
8、実力が素晴らしい方々は、自分が思っているよりもはるかに沢山努力していると知った
今日は、
1、好きなことなら没頭できると気づき、別の事も工夫できるようになった。
について書いてみたいと思います。
何時間でも気づけばやってしまう程楽しいこと、
時間があっという間に過ぎてしまうようなことしている時、
「早く切り上げて、やるべきことをやらなければ。」
と思うことがよくあります。
それを止めずに、逆に時間を延ばしていくと、人生における幸せな時間が長くなり、
さらに長くやることで上達し、成果が感じられて嬉しくなり、
また他からも評価が得られたりして、さらに嬉しくなったり人生が充実するという内容を、本(※1)で読んだことがあります。
時間を忘れて没頭してしまうような事が、みんな1つや2つあると思うのですが、
これは、習慣化するのはものすごく簡単ですね。笑
これとは逆に、
やりたいけど億劫に感じることも多くあると思います。
やると良いと分かっているのになかなか始められない、
やろうと決めたのに、
そのうちやろう、と先延ばしにして、
明日になり、明後日になり、、
そのうち忘れてしまいます。笑
「そのうち」の理由は、
他にやる事があるから、いそがしいから、億劫だから、
などなど。
実は、人はよく分からない事を嫌う性質があるそうです。
よく分からない事を億劫な気持ちで始めるより、
たとえ、そんなにやりたくなくても、ルーティンや家事や、いつもやっている慣れていることをやる方が色んな意味で楽なようです。
出来るようになりたいこと=今は出来ない事=なんだかよく分からない事
よく分からない事=億劫
脳の性質で、億劫になるみたいですね。
誰でも持っている気持ちであるということ。
だから決して意思が弱いから億劫になるのではないようです。笑
まず、これをしっかり意識にいれまして、
その上で、どうしたらその億劫なことを、自分の好きなことに近づけられるだろうと考えてみました。
ある時、ボーカルの生徒さんが、歌のテキストにカラフルな色で装飾したり可愛いカバーをかけているのを見て、
あ、楽しむ工夫をされているんだなと思って、
私も、こっそり取り入れさせてもらいました。
勉強したい本や、譜面集にお気に入りのスタンプやシールを貼ってみたり、
お気に入りのグッズをそろえてみました。
そうすると、
すこし愛着がわき、すこし手に取るのが楽しくなったのです。
そこで、
【POINT1】始める前に、テキストだったり、楽器だったりにお気に入りになる様、工夫をする。
●楽器ならお気に入りの小物を用意したり、きれいに磨いてみる。
●本ならカバー、シール、スタンプ、しおりなどを何でもいいので、好きなものをそろえる。
そして、
【POINT2】対象に何度も何度も接触して、愛着をわかせる。
●手に取りやすい場所において、触るだけ、見るだけを数日やってみる。
●テキストならパラパラめくって眺めるだけ、文章を指で追って速読風に全てのページを見るだけを何度か行う。
コツは、本格的に練習したり、勉強したりする前に、それらをやる、という事です。
そのワンクッションを作るだけで、
驚くほど、すんなり本題の勉強や練習に入れます。
人は何度も会っていると相手に好意的になるという心理法則があって、
そのことを「単純接触効果」「ザイアンス効果」
と呼ぶそうですが、
これから習得したい物事に対しても、大いに使えそうです。
習慣化への第一歩は、
始める前に、テキストだったり、楽器だったりをお気に入りになるように工夫し、
さらに「単純接触効果」「ザイオンス効果」を使って、
愛着をわかせる。
です。
お読み頂きありがとうございます。
(※1 「精神科医が教える!潜在能力を引き出す25の心得」樺沢紫苑 著)
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