エンジニアとデザイナーの間で共通の言語で話せるということは大事だと思う
※前に別のブログで書いたものを少しだけリライトした内容です。
クラスメソッドさんのブログを読んで、あーためになると思ったので
これから iPhone アプリ開発に携わるのであれば覚えておきたい最低限のこと
開発現場でエンジニアとデザイナーの間で、同じもののことを指しているのに別々の呼び名で呼び合っていることってありませんか?
伝える→脳内変換→作ってみたら違った…?!
例えばデザイナーの方が○○で実装して欲しいとエンジニアに伝えたとします。エンジニアは○○を実装するために一度デザイナーの言葉を脳内で実装するための言葉に変換し、実装作業を行います。
まずはこの脳内変換がコスト、本当に必要でしょうか?そして実際に作ってみたらデザイナーの伝えようと思っていたことが思い通りに実装されていないことも…?○○と呼んでいたものがそれぞれで認識が違っていたということが原因かと思われます。
脳内変換のコストを減らす、そして認識違いをなくすためにも、一緒に作業するもの同士はなるべく同じ言葉で話したほうがスムーズですよね。例えば以下の様なUIのパーツの呼び方について、iOSアプリを例に並べてみました。
オン・オフのパーツの呼び名は?
UIでオンかオフかを表示する際に利用するパーツの事を何と呼んでいますか?
・オンオフボタン
・オンオフスイッチ
・チェックボックス
・トグルボタン
・UISwitch
iOSアプリ開発をやっているときは「UISwitch」という言葉を使えばエンジニアもデザイナーも一発でこういうボタンがイメージできると思うんですよね。
テキスト入力欄の呼び名は?
文字を入力できるパーツのことは何と呼んでいますか?
・入力欄
・テキストボックス
・UITextField
・EditText
iOSの場合はUITextField。一行のテキスト入力ができるUIです。
複数行表示したり入力するようなUIはUITextViewを使います。
日付入力欄の呼び名は?
日付を入力するときはどうでしょう?
・日付入力欄
・カレンダー
・プルダウン
・UIDatePicker
UIDatePickerはiOSアプリの標準の日付入力用のUIです。もしも以下の形ではなくカレンダー形式で入力させたいという場合はオリジナルで作ったり別のライブラリを使ったりしなければなりません。
どうしたらエンジニア以外のメンバーが共通言語を把握できるか
デザイナーの方も、企画やマーケティングでモバイルアプリに関わっている人も、1日でもいいので時間を作って、このような入門書を使ってアプリ開発を体験してみてはいかがでしょうか?
最近だとJapan Taxiの川鍋社長がプログラミングを体験されたそうです。
もはや技術者とのコミュニケーションなしに、現代のサービスをつくることはできません。ちょっとアプリ開発を体験するだけで、チームのコミュニケーションはとても円滑になるかもしれません。
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