
困っている人がいたとして「その人のために心を痛めてあげたから自分はいい人」とか思ってるなら勘違いもいいところだ
「パンプキンシザース」連載再開バンザイ!!!!
ブログで散々引用してきたから私がこの漫画好きなのはご存知だと思いますが本当に嬉しい。
今の世の中、ますますこの漫画は読まれるべきだと思うので是非今度は簡潔まで続けてほしいと思います。「アイリス・ゼロ」と「パンプキンシザース」だけは本当に完結してくれないと泣く……
私がこの漫画好きいいいいい!!ってなったのは
3話の「困っている人を見かけた時に我々はどうすべきか問題」について明確に作品としての姿勢を示してくれているからです。
「戦災復興」がテーマのこの作品では当然、とても困っている人たちがたくさん出てきます。その際に、どう振る舞うべきかを考えさせてくれる。
選択肢1:苦しんでいる人がいるから、自分も食事を我慢したり、いろんなものを自粛したりする

いわゆる不謹慎厨みたいな考え方ですね。
選択肢2:安全圏から心を痛めてみせたり苦しんでいる人の代弁者になったつもりで何かを殴ることで「弱者の味方」気分を味わって満足する

仁藤夢乃さんが、Twitterで男へのヘイトを投げつけまくってるのとかはこれですね。
選択肢3:一緒に現場に行って苦しい思いをすることで「仲間」になろうとする

選択肢2よりマシですが、まぁ2とほとんど同じです。仁藤夢乃さんの沖縄デモとかはこのタイプですね。
選択肢4:具体的な問題解決につながるアクションを起こす。自分にその能力やリソースがなければ、その行動をしてる人にお金を払ったりして応援する


逆に言うと、Colaboの弱者女性を助けるために具体的なアクションを起こすとかは尊重すべきポイントですね。それに寄付を呼びかけるのもまあいいんじゃないでしょうか。
私このマンガ読んでたおかげで、会社が障害者学習支援事業やる時に、しんどいとは思うけれど自分はちゃんと4をやってるんだって気持ちで1年半くらいは頑張れた。(まぁ結局採算合わなくて撤退命令出たし、私も体力の限界でろくな成果を挙げられなかったから私は偉そうなこと何も言えないんだけれど。だからこそココルポートはめちゃくちゃ応援したい)

パンプキンシザースは選択肢4を選ぶ人たちの物語です。
超絶面白いし、紙の本なら1円で読める。マンガ喫茶にも必ずおいてあるので、みんなも読むよろし。 このマンガが好きって人とは仲良くしたくなります。
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