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「ナポレオン」を読む13巻 エジプト・シリア遠征(カイロの反乱 ⇒シリア方面に)はいったい何のために……

「ナポレオン覇道進撃」27巻が発売され、ついにマンガが完結しました。本当にお疲れさまでした・・・。

はやくここまで追いつきたいぞー。


エジプト遠征の続き!

イタリア遠征のようにフランスを守る戦いではなく「侵略戦争」なので、反乱などに苦しめられ、海ではイギリス海軍によってメタメタにやられるなど悲惨な状況が続くナポレオン。しかしこの時点では、まだ兵士たちはナポレオンならこの状況でもやってくれる!と信じてる描写がされています。

人間には2種類いる。夢に向かって進むやつと、夢の前で怖気づくやつだ。後者は言い訳のうまいやつだ。自分では世渡りが上手いつもりだが、眼の前に可能性があると危険の方ばかりを見て後退りし、結局死ぬときにも言い訳をする。前者は、少しでも可能性があれば考え、そして突き進む。他人から嘲られても気にしない。
それがどんなに狂った夢でも、オレはそいつを尊敬する。(ランヌ)

あまりに狂った夢だったので、エジプトだけでなくシリアまで広範囲に迷惑をかけた挙げ句、何も成果を挙げられなかったというシリア遠征。普通に考えれば歴史的には悪者にされてもおかしくない。 

このあたりが黒歴史になってないのは、彼が生きている間に自分の言葉で回顧録を作って発表できたことが大きいんだろうなあ・・・歴史という面で見ても、独裁者は死なずに回顧録を出すのすごく大事!



カイロの反乱

詳しくは単行本を読んでもらいたいのだけれど、ナポレオン自体は当初宥和な姿勢を取ろうとしていたが、そのせいで逆にナメられてしまった。そのためずっと反抗する勢力が跡を絶たなかった。

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