
AV女優と政治とネットにおける議論の空虚さについて
AV新法に関して、新法推進側も、新法反対側も、どちらも非常にクレバーだと思う。
この人たちはどちらの陣営とも自分たちが正義であれば勝てるなどという甘ええたことは考えていない。ぱっぷすや郡司さんあたりは「女性保護」という立場を活かしてきちんと立法の場に入り込み、抵抗する側を締め出すという電撃戦に成功した。一方で、AV女優やプロダクション側は初手では完全に敗北したものの、巻き返しを図るべく危機感を持って票集めになりふり構わない様子だ。
お互いに、正義のヴェールを投げ捨てて自分たちの狙いをむき出しにしてなぐりあっている。やっぱり実利が絡むと正義の議論じゃなくなるのだ。
ああ、政治だなあって感じがする。
これほどまじめに「政治」をやってる人たちが可視化されるのはそうそうないんじゃないだろうか。
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