
日本や欧州の投資家が為替ヘッジを一切かけずにアメリカ株を買っていることのリスクが露呈した時に経済は壊れる
アメリカ株に投資している日本人の大半の情報源は主にアフィリエイトサイトやYouTuberの煽りだったりする。
というか、別にこれは日本人に限らない。
インデックスというのは「勉強しなくてもプロにお金を払うことによって何も考えずにおまかせで運用してもらえる仕組み」だからだ。
最良の環境が続きすぎたおかげで、「レバレッジをかけて」「為替ヘッジもせずに」海外株へ投資している人の割合が過去最大になった
アフィリエイトで煽ってる人たちだってプロがどういう風に運用してるかなんか知らない。インデックス投資を煽る人たちがわかってるのはそれぞれのファンドがどのくらいの手数料かとどの程度の成績かだけだ。
後はとにかくNASDAQが強い!中国が強い!って連呼してるだけだ。
それでも勝ててしまうくらい、むしろそういうおさるさんが一番パフォーマンスが良いくらい相場環境が最良の状態が保たれ続れてきた。
そういう人たちは外国の株や金融商品を買う時に、そもそも為替ヘッジなど一切しない。
正気かと思うけれど、実際コロナショック以降に投資を始めた人たちは、そもそもドル建てリスクのことすらしらないと思う。
日本の投資家が一生懸命円を売ってドルを支えているグロい光景
このおかげで、アメリカは大量に金をばらまいているにもかかわらずドルの下落を抑えることができていた。今のアメリカドルを支えているのはなんと投機マネーなのである。
ちなみに、日本の円安が保たれている理由もこれである。
アメリカがアホみたいに金を刷ってばらまけば、普通はアメリカドルは大幅に弱体化する。それを日本に限らず海外の投資家たちが「円を売ってドルを買う」という行為によって支えているのだからその分日本は投機マネーによって円安になっている。
どのくらい円は売り越しになっているかは第一商品のサイトで確認できる。


狂気の沙汰なのでございますよ。
しかも、これだけアメリカ株や日本株が調整して、明らかに流れが変わっているにもかかわらず。
日本人投資家たちは、今がチャンスだとますますレバナスなんかを買ってるわけです。
今回の下落については、パウエルさんは「わざと」そうしてると言われています。「お前らちょっと冷静になれ、そろそろ過熱状態からソロソロと脱出を始めろ」と意識的にメッセージを送っているんです。
でも、誰も聞いてない。この円建ての動きを見るだけで、投資家たちの動きがよくわかります。
この期に及んで、何もニュースとか見てない大半の個人投資家たちは「アメリカ株が下がった!押し目だ!買いだ!」と言ってるわけですね。QT?なんだそれはって人が結構多いんじゃないかと思います。
はい、ではこれが反転したらどうなるか。みんなはわかるかな?

「株価下落×ドル円の下落×インフレ加速」のトリプルコンボがもたらす地獄はまだ始まってすらいない
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