
山本直樹「レッド」8巻-2(終) 暴力の総括から始まってついに人を殺すという一線を越えさせた要素は、悪意でもなんでもなくただの「愚かさ」「想像力の欠如」だった
※「レッド 最後の60日そしてあさま山荘へ」と「レッド最終章 あさま山荘での10日間」について、全て感想はかきおわってますが、最近これ「レッド」関連の記事ばっかり投稿してて皆さんがうんざりされていると思うので、残りについては2週間くらい開けてから投稿します。そろそろ本来のnote更新に戻ります。
2週間くらい前からずっと連合赤軍のことばかり考えてていろいろ本とかも読んでるけど自分でも何やってんだ・・・ってなってる。そろそろ気が狂いそうな気がして怖いのでもうそろそろ別のこと考えないとヤバイ……
赤色軍のメンバーも総括が始まった「榛名ベース」に向かうことへ

もうほんとに何を言ってんのかわかんねえ……。総括って悟りか解脱か何かなんですか……。
北は支配欲が強く暴力を好むサディストだが、一方で臆病なので殺しをやるほどの勇気がある人間ではなかった
暴力による総括を利用して「分派闘争」路線を全員に納得させ、ますます己の独裁体制を強めていったように見える「北」だが、このひと基本的に
ハッタリばかりで、本当は臆病なんだよな……。
だから、実際にきつく当たったり暴力を殴った相手に対して「報復」をすごく恐れる。怖いからどんどん弱らせる。そして弱ったらまた調子に乗る。この繰り返しで攻撃がエスカレートしていく。
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