
「ゲームの歴史」感想(1巻前書き部分)
なんかいろいろ言われてるけど、ちゃんと冒頭の前書きに「これはあくまでハックル史観です」ってちゃんと明言されてるじゃないですかヤダー。
これは歴史の本じゃないです。あくまでも「ハックル史観」が語られてるだけの本です。百田さんの本と違ってそのことはちゃんと明言されてます。批判するにしてもこのことだけは絶対に飛ばしてはいけない。
なおこの本を読むにあたっては「史観」という言葉を念頭に置くとより理解しやすいかもしれません。史観とは簡単に言うと歴史の見方や切り取り方のことです。
この本は私たち独自の史観、いわば「岩崎稲田史観」によって書かれています。
(中略)
起こった事件をただ年表形式で追いかけていくだけでは見えなかったものが、あるテーマに注目したりある解釈を加えたりすることで驚くほど多く発見されるのです。歴史には語り手の数だけ史観があります。そのためどれが正解ということはありません。
ただ、「岩崎稲田史観」を通してゲームの歴史を眺めることはゲームの面白さやゲーム制作やゲーム産業というものの本質、それも意外なほどシンプルな本質に比較的短時間でたどり着けるのではないかと自負しています。
これが書かれている以上、いくら内容を批判しても「これはハックル史観なので」ですべて無効化されます。ハックルさんというのはそいう人だし、ハックル史観というのはそういうものなので……。
なので、内容に事実と異なる点があるなどと不満がある人は、ハックルさんは無視して講談社さんに抗議されると良いと思います。
それにしても、読む前にこっちの記事で書いたけど、
ハックルさん本当に「本質」って言葉好きだなぁ。前書きだけでも本質本質って連呼しまくってるわ。
では作品の内容について紹介していきます。
この本は誰に向けて書かれた本か?
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