
想定通りの円買い&想定外の住宅価格ショックでゲロ下げ!
ニュースとかで浮かれてる人が多かったので朝に下げ警告しておいたんですよね。
どのくらいみんなが浮かれてたかというとPUTよりもCALLを買う人のほうが多い状態になってました!

こういう状況だと下げやすいんですよ。
ただ、下げると思ってた自分もこれはちょっと想定外だった
ただ、私はドル円の下げだけでも結構下げると思ってたんですが、これに上乗せしてさらにやばい材料出ました!
今日のナスダック-3%安の一番の要因はアメリカの新築住宅販売件数
— てっか (@tekka_ba) May 24, 2022
事前予想75万件が59万件に悪化 弱気相場の時は悪い 指標 にストレートに反応する
住宅販売価格下落は景気にとって一番やばい奴です。なので、全部売れモードが発動しました。
この辺りの空気がよくわからんって人は、たぶん後藤さんが明日くらいに解説動画出すと思うのでぜひ見ておくといいですよ。
さて、今回の住宅販売の不振は特にナスダックがきついです。
金融の仕組みを知らないとわかりにくいかもしれませんが、NASDAQは将来の成長を見越して買われています。なので「長期的に景気が上向き」だと思われれば現在の業績よりはるかに高い価格で買われる一方、「長期的にリセッション入り」と思われたらめっちゃ売られます。
んで、リセッション入りかどうかの判断はいろいろあるのですが、その中でも特に「住宅ローン金利」や「30年国債」の金利は重要です。ここが一番お金持ちがお金を動かしてるゾーンだからです。
アメリカという国の経済構造上、ここが下げ始めるとアメリカといえども景気が大きく冷え込みます。(日本とは大きく違います)
このあたりパズルみたいにつながってて最初はこんがらがるかもしれませんが、わかるとシンプルだしすっごい面白いです。興味ある人はいいねください(笑)。5いいね以上あったら動画で説明します。
ただ、これでインフレの懸念が更に大きく後退しました。FRBが強い金融引き締めをやる理由もだいぶ弱まります
住宅価格は直接CPIに含まれていませんが、住宅販売件数がこれだけ下がっているなら景気自体はかなり冷えてきてるので当然CPIも下がります。
🇺🇸 Inflation
— ISABELNET (@ISABELNET_SA) May 24, 2022
US core goods CPI is expected to decelarate markedly this year
👉 https://t.co/h1N9R2c9oD
h/t @MorganStanley #markets #inflation #cpi #corecpi#goods #economy #economics #USeconomy #investing pic.twitter.com/oP1DAhUvYN
米国の新築住宅販売戸数が予想をかなり下回った結果を出してきた。少しインフレが解消されてきているかもしれない。というか、ドル円が下落した主な理由はこれが原因か。 pic.twitter.com/TL9OELkbEJ
— へるへる (@helu_helu_helu) May 24, 2022
セオリー通りなら、ここからは金融緩和のターンに入ります。
ただしご存じの通り、今回はセオリーが通用しません。肝心の食糧とエネルギーの価格が下がらないからです。ここまで下がればFCI(Financial Conditions Index)が下がり、問題なく金融引き締めが終わりになるのですが、逆にここが終わらない限りは金融引き締めそのものはやめられません
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