
フェミニズム活動とfate世界の「汚染された聖杯」概念
saebou氏のオープンレター問題が今頃になって紛糾しているみたいなのでじ自分の理解用に簡単に整理しておく。
オープンレターに関するいざこざの経緯
2021年3月ころに呉座氏が鍵垢からsaebou氏の悪口を書いたことが問題になり、3月末に呉座氏は非公式に謝罪。
2021年4月4日にsaebou、小宮友根が中心となってオープンレターが出され、4月30日までに1300人の賛同者が集まる。
小宮さんが中心になり、今回の件についてオープンレターを作ってくださいました。賛同者も募っていますので、関心のある方はご覧ください。https://t.co/FvX0nBdU4j
— saebou (@Cristoforou) April 4, 2021
呉座氏は停職処分になった上2021年10月29日に呉座氏のテニュア取り消し。
呉座氏が11月2日に地位確認のための提訴。解雇権濫用および二重懲罰の是非が争点になっている
アカデミズム関係者が一斉にオープンレターを批判し、風向きが逆転する
この件の最大の問題は「フェミニズムに基づいた批判が、権力の介入を呼び込んで大学の自治独立性が侵害された」ことにある。
もともと独立していた日文研の上部に、文科省が置いた「中抜き機関」のような人間文化研究機構があって、そこが本来は日文研が決めた人事を承認する形式だけの人事権を持っていたのが、この問題で虎視眈々と狙っていた人事権の行使に出たのではないかと疑われる。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) October 29, 2021
この件をきっかけにして元々フェミニスト活動家として知られていたsaebou氏に対しての批判が強まる
①saebou氏が過去に行った女子学生芝田さんに対しての批判についての振り返りを求められている
②過去のブログ記事(SCUM Feminismの掲載)についての意図説明を求められている
③オタク献血問題に関する発言などの問題発言についての総括を求められている
④今回のオープンレターが呉座氏解雇の原因であると日文研の文書で明記されたことについての責任所在について(=要するに、お前がやったことは余命3年ブログのように「大衆を扇動して気に入らないやつを解雇に追い込もう落としたのではないか」という批判のされ方になっている
⑤オープンレターの件について、管理のずさんさや、反論をふさごうとする行為に問題があるのではないかと指摘されている
などが取りざたされる。
私は③と⑤以外のsaebou先生批判はあまり妥当ではないと思う
ちなみにsaebou①~③の批判はアンチフェミ勢によって誇張されたものが多い。少なくとも②についてはネットで言われているのは誇張されたデマであると思われる。
とはいえ、②について、この程度の問題でも男性がおなじことやってフェミニスト側から攻撃されたらクビになるリスクはあるだろうから、少なくともこの件については「女性であること=優位性としてとらえられている」のは問題と言えば問題か。
①については職権を利用した恫喝とは違うと思う。
@ueno_wan スピーチをしたSEALDsの女子学生芝田さんに対して、武蔵大学の北村紗衣さんがフェミニズム的観点から批判しました。「安倍的家庭観」を補強する「稚拙なスピーチ」だと。その批判の解釈と口調がスピーチ全体の内容を歪めるものであったため、運動側から反批判がありました。
— 脱原発 Kou Tomita (@nongenpatu) August 25, 2015
③についてはやりとりが残っているので各自で判断してほしいが、私はこの③についてだけはsaebou先生はちょっと問題があると思っている。
なので、私はあまりsaebou先生批判には乗れない。
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