![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58085914/rectangle_large_type_2_bd1e96119807bb1a6e98a45b6e48f66a.jpg?width=1200)
「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」
というわけで今日は「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」。
この世に存在しない「楽園」を信じ、その「楽園」に至るためにひたすら信者に「現世との汚れ」を避けるように強いる宗教。トルストイの「光あるうち光の中を歩め」に近いような宗教を信じる一家の物語。
この作品を見て恐ろしいなと思ったのは宗教を信じている母親もそうなんだけれど、それ以上に父親。
この父親は、後半の記述を読むと、この父親もこの宗教の信者だったはずなのだけれど3話に登場した後、その後一度も登場すらしない。おそらく結婚した後にこの宗教から「リタイア」している。途中で離婚したのかどうかすら判明しない。
教義を信じて厳格に行動しているのは母親だけで、父親は一切関心がない。でも父親は母親が娘を巻き込んで宗教にのめりこんでいるのを止めない。その結果として娘がひたすら母親のおもちゃとして虐待されたり奉仕活動に連れまわされたりしているのにそれについて母親の好きなようにさせていた。
まるで「御手洗家、炎上する」に登場するクソ親父みたいだ。
めちゃ怖い。
ここから先は
1,290字
/
27画像
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?