
マンガ版「レ・ミゼラブル」読む04 コゼット編 →マリユス編へ
おそらく世界でもっとも有名な少女「コゼット」が登場する。

純粋な被害者ポジションとは幼少期の彼女のために用意されたようなものであり「世界の不幸を一身に背負ったような哀れな娘を、誰かが救わねばならぬ」という気持ちを引き起こす。
コゼットは6年間にわたって「母親に見捨てられ、虐待を受け続ける」人生だった
ファンティーヌはコゼットを愛し、コゼットのためにすべてを捧げた。しかしそれらはすべてテナルディエ夫妻に握りつぶされてなにも届いていなかった。

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