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「ひとりでしにたい」2巻 孤独死回避ルートは「どうでもいい」をやめるところから

2巻まで無料。

女性向けなろうはとにかく「生きづらい女社会からはじき出された後の生き方」を模索する作品がすっごい多いです。よほどストレスなんだろうかと心配になるレベルで・・・。

そういえば、男向けなろうと違って、女性の異世界ものってだいたい「過労死」か「他の女にはめられて処刑」から始まる印象があるんだよね・・・。それが一番しっくりくる導入だと思うとなんか世知辛い。

たとえばAmazonで「追放 聖女」で検索した結果
たとえばAmazonで「悪役令嬢 破滅」で検索した結果

そのせいか、ちょっと前まで「追放バッドエンドを避けるために慎ましく生きる悪役令嬢」⇒「追放された後で気まま自由に生きる悪役令嬢」⇒「聖女ぶって自分を追放しようとする女をボコボコにして自分が勝ち組になる悪役令嬢」みたいなのが流行ってました。

でも、そんなに深刻に悩んでるなら、「なろうじゃなくて現代社会でやればいいじゃん」となるかというと・・・そういう作品はあまり話題になってるのを見かけない。自分の観測範囲が狭いだけかもしれないけれど。
「疲れてるんだから現実のこと考えさせるな!」「現実はそんなに簡単じゃねえんだよ!」「そういうのが読みたきゃ自己啓発書読むわ。頭空っぽにして楽しませろ!」ってことなんでしょうかね。

そのあたりは役割分担かな、と。

本作品は、そこまで高みやざまあ的な爽快感を求めて無くて、「地に足がついた形で生き延びる」ためのチャレンジを面白く描いてくれている作品です。

なので、落ち込んでる気分の人はまずなろうとかでテンション上げつつ、少し心に余裕ができた後にこの本を読むといいのかもしれない。

・・・などというどうでもよくて興味がない上にエセ評論家みたいでうざったい話はそろそろやめないと怒られそうなのでこのあたりにして2巻です。


孤独死は、一人で死ぬことだけではない。もっとトータルで考えたい

死んだ後も誰かに手を合わせてもらえるような、そういうところまでを目標にしたい。

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