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「風雲児たち幕末編」28巻 寺田屋事件にいたる顛末を振り返ると、現代の「切り取り動画」の恐怖がとてもよく分かる

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毎日更新するかどうかはわかりませんが、6割引で買えるまたとないこの機会に一人でも多くの人に手にとってほしいので頑張って紹介するぞい。


29巻で先に寺田屋事件の顛末をみましたね。そこで「どうしてこんな事になったのか」って逆にさかのぼっていくと面白い。


歴史は前から「◯◯だとどうなるのか」っていう風に考えながら見るのも面白いし、遡って「どうしてこうなった」を考えるのも面白いです。いろんな楽しみ方があって、どれか一つでも噛み合えばいいんです。教科書を暗記するだけのつまらない勉強で歴史嫌いになった人ほど、マンガなどをきっかけにして歴史おもしれーって思ってほしい・・・


1:まずは背景としてとにかく「井伊直弼」という人間が「諸藩の武士にとっては」めちゃくちゃ悪人であり(石◯にとっての市議会とか、オタクにとってのColaboやツイフェミみたいな感じ)、それを烈士たちが命がけで殺したというのが英雄視されすぎてしまった。その結果、他の藩の下級武士たちもみんなそれに憧れるようになっちゃった感じなんだよね・・・。

2:それに加えて一部の煽動家たちによって「切り取り情報」「誤情報」が拡散されて、現実的にありえないストーリーがどんどん構築されていった

さてこの2点は。まさに今回の都知事選で起きていたことでもある。そういう意味で本当に笑えない。これだけ情報通信技術が発展してるのにどうしてこうなるのか。そういうことを考えながらこの巻を読んでみると、自分事として楽しめるのではないでしょうか。




1:薩摩藩はいろんな場所で含みのある言い方をして期待を持たせていた

もちろん島津久光はあくまで「幕政の改革」が目的であり幕府を倒すつもりはなかった。

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