ついにハンナ・アレンとを引き出しにして池江さんに「人道に対する罪」を適用しようとする人が登場してしまう……
一度批判を始めると絶対にあげた拳を振り下ろせなくなるんだね。
意地でも「人殺しの顔をしろ」と迫る。もう完全に「戦争犯罪者」として池江選手を裁こうとしてる。恐ろしい恐ろしい……。
池江選手はオリンピックに反対しなかったという理由でこの人たちによって「人道に対する罪」をかぶせられ、処刑台に送られるわけか……。
なんちゃって倫理ごっこもここまでくると恐怖ですね。
ハンナ・アレントによると、「私は何も変えることができません」は、WW2後の言い訳の最大のもので(私は体制の歯車であり、体制を変えることはできなかった。体制内で従順にしていただけの私に戦争の罪はないという「歯車論法」)、日本的というよりは、世界的に頻繁に見られる言い訳かなとも思います...
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
「私は何も変えることができません(私が悪事に加担したのは、その悪事を行うシステムが巨大だったからやむをえないのです)」は、罪の言い訳としては非常に典型的なものですが、WW2後の軍事法廷では通用しなかったので、良心を自分にも周囲にも誤魔化そうとするだけの利益誘導と言えるのではないかと
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
WW2以降は枢軸国を裁く諸裁判によりそれまでの普遍法の中になかった「人間性の保護」が認められ、それが、その後の非人道的犯罪を裁く際の指針となっています。その国(独裁国家など)の法律がそれを許していても、多くの人々の人間性(人命を含む広範な概念)に危害を与えることは許されないという指針
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
「犠牲者を生み出す元となったのは、政治、社会、哲学、生物学(優生学)などであり、法律もそれに加担した。人間として序列の下におかれることで、犠牲者は、法の一般的な保護の外に置かれた(略)非人道的犯罪は、普遍法の概念から裁くことができる法的財産に対する違反とは異なるものである」(続)
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
「犠牲者を生み出す元となったのは、政治、社会、哲学、生物学(優生学)などであり、法律もそれに加担した。人間として序列の下におかれることで、犠牲者は、法の一般的な保護の外に置かれた(略)非人道的犯罪は、普遍法の概念から裁くことができる法的財産に対する違反とは異なるものである」(続)
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
「生命、身体、自由、名誉、遺産といったものは身近で具体的な法的財産である。しかるに人間性はこのような性質を持たない。ゆえに人間性の概念は法的保護リストの中になく、非人道的犯罪を性格付ける根本なのである」(アンリ・メイロヴィッツ)
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
上記引用は「ドイツの裁判における、管理委員会十条の適用による、非人道的犯罪と犯罪組織への関与の指弾」より。
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
非人道的犯罪は、人間性に対する罪であり諸国家の法を超えたものとして裁くことができるという指針。現代も独裁者に対する罪などに採用される。「旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷」等
「人権法は一部を除き戦時においても適用されますが、人道法は戦時においてのみ有効になります。人権法は個人の「権利」を統治者に守らせる発想ですが、人道法は紛争当事者に「義務」を課します」(内閣府PKO公式サイト「人道法とは」)
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
この辺の話。諸国家のルールとされるが、認めない国の問題がある
「人道法の課題の一つに「適用性の難しさ」があります。つまり、いつ、だれに、どのように人道法を適用させるかが困難であることです(略)課題は、「紛争の当事者に人道法を守らせる」ことです」(内閣府PKO公式サイト「人道法とは」)
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
「人道法を守らせる手段は、幾つかが挙げられます(略)国際レベルでは国際刑事裁判所により処罰することも一つの方法です。さらに、NGO等でよく見られるように、世論や国際機関に違反行為を公然で非難し訴える方法」(内閣府PKO公式サイト「人道法とは」)
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
内閣府のサイトでも解説されているように、国内で行われようとしている非人道的行いを止めるには、世論喚起、特に国際世論の喚起が極めて重要です。今、何が起きているかを広範に世界の人々に知らせる必要があります。現代では「人々の無知が残虐を引き起こす」と考えられていて、情報公開が非常に重要
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
海外の人々には、日本のワクチン接種が遅れていることは知られていますが、日本の医療体制が逼迫し、一部地域(大阪等)では崩壊していることや、日本の対策が極めて緩いこと等は知られていないので、その辺もちゃんと伝えるべきなんですが、マスメディアが五輪スポンサーなことで、機能していません;;
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
歯車論法(歯車理論)についての詳細は、こちらの本に載っております。https://t.co/83PO1N9btu
— kemofure (@kemohure) May 8, 2021
この人たちは、池江さんにそれ面と向かって言えんのか?
「自分のメンツが大事」とか「池江の裏にいるオリンピック推進派」を殴りたいっていう程度の話なら、池江さんを巻き込まずに言えないのか?
殴り返してこない池江さんを見せしめにすることによって自分たちが気持ちよくなりたいだけでしょうに。
あとさ、君らは池江さんに説教できるくらいオリンピック反対やコロナ対策のために何かやってるの?ネットで政府批判する以外に何かやったの?
ここまでおっしゃるのであれば、池江さんじゃなくて、まじでJRに対してデモをするとか、自分の勤める会社にリモートワーク以外の勤務を拒否する声明を実名でぶっぱするくらいしようぜ。
「東京五輪に命を賭けているアスリートのことを思うと」等、情緒的な言葉で五輪開催反対論に水をかけようとする人間がいるが、罪深い詐術だと思う。「五輪に命を賭ける」は喩えであって、実際に五輪中止で死ぬ人はいない。だが東京五輪を強行することで、そのために死ぬ人が出る可能性が高まっている。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) May 7, 2021
この人たちはあれか?人間の域を越えた領域から批判されておられるのか?
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