
「ナポレオン」を読む14巻~15巻 エジプトからの帰還。そして「ブリュメールのクーデター」へ…
画像は「サン=クルーでクーデターを起こすナポレオン・ボナパルト」
どうでもいいけど15巻の説明クソワロタww
なんで18世紀から19世紀にかけての歴史上の英雄が今風のサングラスしてんだ?とツッコミを入れた某予備校の歴史の講師のセンセイ、そんな堅い事言わんと、アナタもこれを読めば目からウロコが落ちる……!?パルドン、メルシー。
でも実際、現代のものとは違う(サングラスは1929年から本格的に製品化したもの)けれど、少なくともロベスピエールやナポレオンが色付きメガネを着用してたのは本当らしいっすよ。

ともあれこれで獅子の時代は終わり=「市民革命」も一旦終わり!
今後も何回か繰り返すと思うけれどナポレオンはかなりの暴君である。権力を維持するためにずっと戦争を繰り返して自国も他国も疲弊させたし、虐殺や略奪も散々行った。その結果膨大な数の死者を出した。
でもヒトラーのようには嫌われていない。なんだったら今でも英雄のイメージと言えばナポレオンだったりする。他の独裁者とあまりに違うと思う。
それはナポレオンが現代に続く「革命」初期の人間だからだろう。フランス市民革命そのものを否定できない以上、ナポレオンも完全に否定することはできない。まぁそう言いながら革命政府をおわらせて自分が皇帝になったけどね。
革命は消えた。だが一度動き始めた人々の歩みは止まらない。支配と自由の戦いが続く限り、私は何度でも現れる。いつかきっと私達がどんなに渇望しても手に入れられなかった自由と平等を、みんなが当然のごとく生まれながらに持つ世界が来る…。
まあ単純にみんな、良し悪しは抜きにしてナポレオンのことを格好いいとは思わずにはいられないってのはある。
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