Yoshiki Yamaoka

Yoshiki Yamaoka/O'kayan//actor/dancer/barista

Yoshiki Yamaoka

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マガジン

  • 山岡よしきの短編集

    文才は無いが反射神経だけで書いてます。 いつかどれか舞台化したいです。

  • コ・ラ・ム

    山岡が日々思うことのメモでござります。

最近の記事

12/7(水)〜11(日) 出演情報

本番間近となりましたのでお知らせさせてください。こちら、noteではたまに短編・長編を書かせて頂いておりますがメインでは舞台俳優をしております。 山岡よしきです。 この度、アトリエ・センターフォアードさんの公演で、俳優人生初のチェーホフ作品に出演させていただくことになりました。今回はチェーホフの四大戯曲の内のひとつ『三人姉妹』を、新たにAI翻訳を用いて上演します。私はその中で、原作では男性軍人である「ソリョーヌイ」という人物を演じさせて頂きます。 三人姉妹の末っ子「イリーナ

    • コッテコテにはめられたキャラクターよりは、ブレブレな人間。5.6千円でファンタジーで派手な舞台よりは、2.3千円で質素でもドラマが動いてる舞台。 を好む私はやっぱり「一生売れないなぁ」と気持ちの良い諦めがついた日でした。

      • 父をさがして

        夏の良く晴れた日。男は事務所で依頼人を待っている。 事務所は商店街の近くのビルの二階にあり、窓が開いているため外の音がよく聴こえる。男が窓の外を何気なく眺めていると、階段を上がってくるサンダルの音がし、ドアから依頼人の女が入って来る。

        ¥600
        • 舞台を見ていて退屈だなあと感じる時間をゼロにするには、ちょっと分かんないところを残しとかなきゃいけないのかなぁ、どうしたらずっと楽しいのかなあ、などと考える日。

        • 12/7(水)〜11(日) 出演情報

        • コッテコテにはめられたキャラクターよりは、ブレブレな人間。5.6千円でファンタジーで派手な舞台よりは、2.3千円で質素でもドラマが動いてる舞台。 を好む私はやっぱり「一生売れないなぁ」と気持ちの良い諦めがついた日でした。

        • 父をさがして

          ¥600
        • 舞台を見ていて退屈だなあと感じる時間をゼロにするには、ちょっと分かんないところを残しとかなきゃいけないのかなぁ、どうしたらずっと楽しいのかなあ、などと考える日。

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        • 山岡よしきの短編集
          5本
        • コ・ラ・ム
          7本

        記事

          なにか心がウキっとした瞬間に 「だけど世界が平和な訳じゃない」 と思う。 周りが平和でないと私は平和ではない。 平和であれ。全員。

          なにか心がウキっとした瞬間に 「だけど世界が平和な訳じゃない」 と思う。 周りが平和でないと私は平和ではない。 平和であれ。全員。

          ナイフとフォーク

          いつも間違えてまう。 ナイフとフォーク。 ナイフはナイフって分かるんや。 ただ、フォークはナイフっぽいんやな。 え?フォークって「ナイフ」っぽくないすか? あと、エレベーターとエスカレーターな。 エレベーターはエレベーターなんや。 ただ、エスカレーターは「エレベーター」っぽいんよな。 まじ、困る。

          ナイフとフォーク

          毛が短くなりまして。

          びっくりするほど女性受けが良く。 びっくりするほど男性受けが悪うございます。 「前の方が良かった」 とそう思われるかもしれませんが、と言うか実際そう言われちゃったりするんですが、すみません。 個人的には本当の自分に戻れた感じがしてとっても嬉しいのです。 もっと短くするための今回、なので。 まだまだ切りますよー。

          毛が短くなりまして。

          ピュア

          今朝の話。 お風呂に入っていて、シャンプーとコンディショナーのポンプノズルの先端がくっつきそうになっていた。 それを見て 「きゃ…!」 と恥じらって。自分のピュアさに引いた。 なんで「きゃ」かと言うとキッスを連想したからである。ティーンエイジならともかく、こちとら30オーバーのレディである。 なんだよ、こんなことで恥じらうのかよ。おいおい、勘弁してくれよ。 と自分にがっかりしたのだ。 おれ、もう少し、大人になりたい。

          満員電車は半透明の柔らかいもので身体を覆うイメージでやり過ごす。

          満員電車は半透明の柔らかいもので身体を覆うイメージでやり過ごす。

          スピーキング・アローン

          一人でずっと喋ってる人、いますでしょ? まあ最近はワイヤレスイヤホンなんてものもございやすから「あ、電話してるのかな?」と、まず思うんですよ。でもねぇ、してないんですよワイヤレス的なもの。 耳の穴になーんも詰まっとらん人がですね、何やら大きめの声で一人で話しておられる現場によく出くわします。どうも、山岡です。 私は機械に疎いものですからね、「あら、最新のワイヤレスはもはや見えないのかしら?」とも思うんですよ。「あ、電話してるのかな?」の次にね。 でも、そもそも見えなかった

          スピーキング・アローン

          PONPONPON

          ちょうど他所様のラジオで話したことが現実に起こる日。 「来年は自分が一緒にやりたいと思う方々だけと一緒に舞台をやりたい。もしそう思っていてもオファーを断る理由はスケジュールだけ」 言ってたそばから… とんでもなく嬉しいオファーをいただいたのにスケジュールの関係で泣く泣く断ることに。 これはもう、なんとも言えねえやぁ。悔しいけれど、自分の身体はひとつしかない。 今年は無理して短期間でポンポンポンと本番を入れてしまって、これじゃあだめだなあと、来年はしっかりしようと思って

          胃を休めて身体を温めてフカフカの布団で眠る。 私に足りなかったのはこれだ。

          胃を休めて身体を温めてフカフカの布団で眠る。 私に足りなかったのはこれだ。

          短編「豚汁」

          -自分は天井を見上げていて、ソファーに寝転んでいる- 昼食を食べてからごろんと横になって、そのままうっかり眠ってしまったらしい。窓の外はオレンジに染まっていた。少し頭がぼんやりする。「ああ、今日も宿題やらなかったな」と思うから今はおそらく夏休みだ。近くのラジオから女性の声で演歌みたいな。シャンソンっていうの?何かわからない歌が流れている。 -トントントン - と頭の方から音がして、ソファーに寝転んだままグイッと顔を上げると、ばーちゃんがいた。ばーちゃんが台所で夕ご飯の準

          短編「豚汁」

          短編「霧で見えない」

          私『残業を終え、ビルを出ると突然の霧。3メートル先が見えないくらいの霧に立ち尽くしています。霧、なんて地元の、しかも幼少期にしか見たことが無かったわたしは少し驚き、そして浮かれてしまいました。そうして家へ帰る道を見失いました。イエス、アイムロスト。迷子です』 (軽快な音楽) 私『わたしが帰るはずの家は、大学の友人たちと一緒に暮らすシェアハウス。都心から離れた一軒家。男2人と女1人。何かが始まりそうな予感は、、何もない3人組。大学卒業を機に3人で暮らし始め早3年。仲の良かっ

          短編「霧で見えない」

          短編「君待ちたまふこと勿れ」

           ジャバーーー 男「あ、ちょっと今からモノローグするね。 (咳払い) さっきの音はトイレの流水音。汚い話は省略するがあれは、、、見事であった。かなり難産ではあったが、そのためか産み落とした今、俺はほんのり達成感を感じている。 どれくらいの時間、俺は便座に座っていただろう。壁のシミが人の顔に見え、それが俺に話しかけてくるイメージを持つぐらいは個室にいた、と思う。とにかくかなりの時間を要したため、途中5回ほどノックをされた。 俺が個室に入ってから外で待っていたのはおそらく

          短編「君待ちたまふこと勿れ」

          短編「カモメとグミ」

           夕暮れ。きゃあきゃあとカモメの鳴き声。どうやら海が近いらしい。 男1「…なあ、カモメって食えんのかなあ」 男2「え?、、ああ。まあ食えるとは思うけど。それは…お前の気持ち次第じゃない?」 男1「あぁ…ね。うん…」 間。きゃあきゃあとカモメの声。 男1「え?どゆこと?」 男2「いや可哀想だろ、カモメは。俺は食えないからさ、カモメは」 男1「え、なんで?」 男2「なんでって。だってカモメだぞ?カモとかニワトリとは訳が違うからな。カモメ食えって言われたら俺泣いちゃ

          短編「カモメとグミ」