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377. Sex Differences in HBV-Associated Liver Cancer

Sex Differences in HBV-Associated Liver Cancer - Medscape - Jan 05, 2023.

https://www.medscape.com/viewarticle/986557

中国の研究者らが、男性ホルモンとアフラトキシンが肝細胞がん促進の危険因子となっている可能性を発見。アンドロゲンシグナルがアフラトキシンの代謝と遺伝子への毒性を高め、DNA修復能力を低下させ、抗腫瘍免疫を抑制する可能性。ヒトでの遺伝子研究から、HBV関連肝細胞がんにおけるアンドロゲン信号が免疫抑制を起こす微小環境の形成に寄与していることが示唆され、免疫チェックポイント阻害薬(PD-1阻害薬)で腫瘍を感受性にできる可能性があるとのこと。タモキシフェンを投与してエストロゲンレセプターへのシグナルをブロックし、同系統の腫瘍を持つマウスにPD-1阻害薬を投与すると、雄雌両方のマウスで、タモキシフェンが抗PD-1効果を高め、腫瘍を迅速に根絶した。逆に、アンドロゲン経路をブロックする(フルタミド投与)と、雄マウスで腫瘍の成長が促進した。

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