なぜ最近の海外サービスではイラストが多いのかって疑問に対する回答(2021.03.21)

個人的には実際のメンフィス作品めっちゃ好きなんだけどな。。(実物みたことないけど)
メンフィス作品の過激性(非現実的な色使いとか)を最近の過激なイラストレーションを批評する意味で引用してると。
たしかに並べてみればそう思う笑


こういう批判があっても、きっと30年くらい経っちゃえば、
2021年に1980年代のデザインがかっこいい、好きだという人がいるように、
2061年に2021年のWebの人間のイラスト感好きなんだよね〜。
とか言ってる変わり者がいると思う笑

2061年か。なにしてるんだろ

メンフィスの運動は1970年代のデザインへの反発であり、当時のデザインが欠いていたユーモアのセンスや人間の内的な力の権威を回復しようというものであった。

メンフィス・グループのデザインは明るく鮮やかで刺激的な色彩を多用し、形態も複雑かつ有機的なものだった。当時の箱型で黒や茶色など暗い色を基調としていたヨーロッパの家具デザインとは対照的な色と形態

でもまあ悪いことばかりではない。
もっと豊かな表現のためには、新しいイラストレーションのスタイルについて考えるのもいいけど、テック経済の運営方法を変える必要がある。それまではコーポレート・メンフィスが腕を曲げたりしてその辺にとどまっているだろう。

先日、クライアントにムードボードを共有したとき、クライアント側の新卒の方が最近の海外系のウェブサービスはなんでイラストが多いんですかね?
って言ってくれて、そのときは曖昧にしか答えられなかくてなんとなく気になってた。記事見てなんとなく考えたことがあるけど、解釈がありすぎて伝えるべきか迷ってる。

なぜ最近の海外サービスではイラストが多いのかって疑問に対する回答としては、
・イラストには製作者の意図が反映されている(暗に多様性に対する意識や多様性に関する諸問題が解決された世界観の表現が含まれている)
・多様性に対する世界的なムーヴメント(ジェンダー問題など)によって、そこに意識を向ける製作者が増えた
・その結果、使える素材に過剰な表現の人型イラストが増えた個人的に、サービスの表現にイラストが増えている理由としては、 こんなふうに社会背景も影響しているんじゃないかと考えた

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varhira
UIデザイン、エンジニアリングやマネージメント、組織について考えたことなどを徒然と書いております。リアクションいただけると励みになります!