この時期だからこそ鍼灸治療を受けるべき理由
コロナウイルスもワクチン接種が進んだりと、少しずつ進展がみられるようになってきた今日この頃。早く平穏な日々に戻ってほしいと同時に、これ以上死者が出ないことを願っています。
今現在、ウイルスと闘うためにワクチン接種をされている方が大半だと思います。またワクチンだけでなく免疫力をあげるためにヨガやランニング・食事療法など、さまざまなことを実践して、各自免疫力を高めるようにしているかと思います。
今日はこんな時期だからこそ「免疫力」をあげるために「鍼灸治療を受けることのメリットについて」お話ししたいと思います。
1. そもそも免疫力とはなんなのか?
そもそも免疫力とは「外側からウイルスや細菌が入ってきた時、または内側で異常な細胞ができた時(腫瘍など)にはたらく、体の防御システム」のことを免疫と言います。
免疫力=腸内環境
と言われるようになって、最近は「腸活」というものも流行っているようです。
この免疫細胞の多くが腸内に存在し、普段食べ物以外にもさまざまなウイルスや菌がこの腸内で毎日触れ合って日々私たちの体を守ってくれています。
2. 「皮膚は体のゴミ捨て場」
東洋医学にはこのような言葉があります。
みなさんは便秘やお菓子などを食べすぎた際に、顔や皮膚に吹き出物ができた経験はないでしょうか?
これは普段排泄するはずの便が体内に残っていたり、食べすぎや消化吸収が追いつかない時にどこかに排泄しようとした結果、皮膚に出る。というものです。
また体の体表をおおう皮膚、便を排泄する大腸、呼吸と関係する鼻も、実は東洋医学では一つのジャンルで繋がっています。
どういうことかといいますと、
もともと呼吸器系が弱い方(西洋医学的な呼吸器)は同時に鼻が悪い方も多く、便秘気味な方、皮膚が弱い方が多いというものです。
これは長い歴史のある東洋医学の世界では常識で、肺=大腸=皮膚=鼻と繋がって考えるのです。
3. 東洋医学をこの時期受けるメリット
東洋医学的な「肺」の機能を高めることで、同時に皮膚の機能もあがります。
ウイルスなど外から来るものに対しては、まずは体の一番外側の皮膚の機能をあげることが重要です。(東洋医学では皮膚や毛穴のことを「腠理:そうり」といいます)
乾燥肌などは皮膚がつねに開いているような状態なので、簡単に外側から侵入されてしまいます。
肺の機能を高め、皮膚の開け閉めの機能を高めることによって、より外部からの侵入を防ぐことに繋がるのです。
東洋医学ではこのように長い歴史の中ですでにウイルスに対峙した経験も持ち合わせています。もちろん西洋医学的に撲滅したウイルスもあります。
どちらもそれぞれの経験があるのです。
実際にウイルス感染症を考える時は、
1. 感染しない
2. 感染(体内に入る)しても発症しない
3. 発症しても重症化しない
4. 重症化して死
という段階を経るかと思います。
その中で1〜3までは実は東洋医学の仕事で、体の免疫機能を高めたり、ウイルスが入ってきても体内で闘えるように準備することが重要です。
4の実際に発症して軽症→重症になった際には、ICUや人工呼吸装置などを使った救急救命医療が必要かと思いますが、そのもっと前の段階では西洋医学的に行うものは実は少ないと思います。
マスク、手洗い、うがいなども良いかと思いますが、ウイルスはそこらじゅうに飛び回っているので、実際はもっと体の機能をあげることがこの時期重要になってきます。
4. 重要なのは
重要なのは日頃から食事、運動、睡眠などをしっかりしたうえで、手洗いやうがいなど清潔に保つことが必要になってくるかと思います。
また運動不足や食べ過ぎなどによって基礎疾患ができ、それがウイルスに引っ付くことで重症化するかしないかの別れ道になっていると思います。
コロナウイルスだけでなく、そのほかにもさまざまなウイルスがありますので、日頃から自身の体調管理を行い、今後また流行するであろう新たな新型ウイルスに打ち勝つ体を作ることがこれからの時代大事になってくるのではないでしょうか。
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