第91回【予防か治療か】-強い人間力を創る
商品やサービスは
「予防より治療」
の方が売れます。
薬に例えると
自分に今出ている「症状」を
なおしたい。
か
いつか出るかもしれない症状のために
薬を飲むのか。
です。
コロナワクチンは例外ですね。
これを自分のビジネスに置き換えて
考えましょう。
人の悩みや基本的な欲求は
ある程度タイプ分けされます。
悩みの90%は4つに分類されます。
そのひとつに「健康の悩み」があります。
ダイエット,外見の変化,病気,加齢
この悩みを解決したい動機は
大きく9つに分類されます。
動機は人によって異なります。
「健康の悩み」を解決する「動機」は
・他人を感心させること
若返って,ほかの人に褒められたい
・楽しみを得ること
ダイエットして,おしゃれを楽しみたい
・時間と労力を節約すること
早く病気をなおしたい
ラクして痩せたい
・安心すること
健康で長生きしたい
などです。
「悩みの解決」と「動機」を組み合わせて
「治療」になるサービスを創りましょう。
「悩みを解決する」商品やサービスでも
・いつか起こるであろう悩み
・自分には起きていない悩み
「自分ごと」になっていない悩みは
「解決したい」という「動機」に
なりにくいのです。
具体的には,転職サービスです。
・会社が倒産した
・リストラにあった
・給与に不満がある
という「自分ごとになった悩み」を
解決しています。
動機は
「お金を儲けること」
です。
転職の動機は様々ですが
「症状(悩み)」を「解決(治療)」する
ために転職サービスは利用されます。
この構造は不変です。
「予防」に関する商品やサービスは
お客様が「ありがとう!」を言いにくい。
言い換えれば「購入する動機が低い」
ということです。
これは,営業でのセールストークにも
応用できます。
いろいろなメリットを
「売り込み」ます。
しかし,売り込んでも
「動機」を外していると売れないです。
ですから,売れる営業マンは
お客様によって異なる「動機」を
察知する行動をします。
そして「動機を刺激する提案」を
するんですね。
だから「売れないわけない」んです。
「聞きことに徹する」人が
売れる理由ですね。
ご理解いただけたでしょうか。
「自分軸ビジネス」も
「独りよがり」になっていないか?
「自己満足」になっていないか?
を企画する段階から検証しましょう。
検証しながら進めれば
「失敗」するリスクを限りなく
少なくすることができます。
僕の塾では
「4つの悩み」
と
「9つの動機」
を組み合わせた「自分ビジネス」を
設計します。
「行動しながら失敗を直す」のは
合理的ではないですよね。
さて,今日の質問です。
あなたが現在やっていることは
「予防」ですか?
「治療」ですか?
「予防」なら「治療」にするために
どのような変更ができますか?