有名な背水の陣について
こんばんは。
吉田です。
今日は、有名な背水の陣について語ります。
1.一般的には
背水の陣とは、劉邦の配下である韓信が趙軍との戦いで、川を背に陣取って戦うことです。
兵達にとって逃げ場が無く、生き残るには戦って勝つしかないので、必死になって戦うことになります。
このように、一般的には絶体絶命の状況の中で、必死になることを意味しています。
2.実際には
実際の戦いでは、確かに韓信軍が勝つのですが、この戦いでの勝因は背水の陣だけでは無かったのです。
韓信は別働隊を組んでいて、背水の陣で必死に戦っている間に、敵の多くの兵が出て来ていて手薄になっている城を取ったのです。
必死な韓信軍と戦った趙軍は、戻ろうとした城に沢山の漢の旗が立っていたので、慌てて退却して、その後ろから攻めかかられて敗れました。
このように、韓信としては、背水の陣で兵を必死にさせるだけでなく、裏で城を奪う策も実行していました。
必死になってやるのは大事なことなんですが、どうすれば勝てるのかの戦略も合わせてやることが重要なんだと学べますね。
それでは、今日はこの辺で。
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