まさに熱闘『らんま1/2』第7話「熱闘新体操」感想
土曜だよーっ!!!
らんまの放送があるよーーーっ!!!
noteを書け。はい。
雑感
いつの間にやら、1クールも折り返しですね。
グッズやコラボではムースや右京が顔を出していますが、いったいどのくらいのクールになるのか。いまだアナウンスはありませんね。
でもNewtypeでのインタビューでも最後までやりたい意思が見えたし、監督もXでこう仰ってました。
信じてますよ!
私はただnoteで感想を書いて応援するくらいしか出来ませんが。
さて7話。
「格闘○○」の初めての試合です。
アナウンサーキャラのいちろうがいい仕事してます。
光の演出や水の表現、絵コンテも洗練されていてキラリと光るところがありましたね。
「何でもありやないかい!」って思った初見勢もいっぱいいたでしょうが、これが『らんま』の恐ろしいところなんですよ……(お前は『らんま』の何知ってんねん)。
いちろうと細かい(本当に細かい)台詞以外はほぼ原作通りだったかな。
そうなると取り立てて書くこともないのですが、あの原作をここまでクオリティの高い作画と演出で盛り立ててくれて嬉しい限りです。
とりあえず見ていきましょう!
あらすじ
見どころ
アバン
何故ハイジパロ……?
男子高生ふたりがひとつのブランコに乗ってるの仲良しかって笑える。
これ本当に何パターン作るつもりなのでしょうか。
原作話数が3話の時に時間調整でやってるのだと思いますが。
格闘新体操とは
「格闘新体操は素手の攻撃が禁じられている」
これが全てな今回の話。
何故か格闘新体操に詳しい良牙。迷子になってた2,3日の間に情報収集でもしてたんでしょうか。
何でもありすぎて全ての技術も何もありゃしない気もしますが。
乱馬くん、きっちり1週間あかねの練習見守ってたんだね。やさしい。
そんなわけで新体操の道具も結構器用にこなします。
「おれの身体心配してくれてんの?」
ここ原作のぶりっこポーズが好きなんですが、残念ながら背面カットに。
しかし、顔を逸らして頬を染めるあかねがかわいい。
錯綜する考え
とは言え、良牙も親切心で教えるわけじゃなかった。
らんまを負かすために地獄の特訓をするのであった……。
という訳で策略にまんまと嵌まったのか、徹夜でボロボロのらんま。
はんぺんかじってるカットちょっとデフォルメされててかわいいですね。
この回、顔がデフォルメされてるカットが多くて緩急を付けてくれます。
手段を選ばず
落ちてくるタライかららんまを守るあかねはアニメオリジナル。
あかねも怪我しているのに、よく身体を張ってくれますね。
あかねの馬鹿力で壁に叩きのめされて、目が覚めるらんま。
原作では、寝不足からどう再起したか分からないんですよね。
そこを上手く補った形でした。
一方その頃良牙は
良牙も徹夜でボロボロのはずなのですが、聖ヘベレケ女学院に迷わず着いたのは、体調不良が逆に利いたのか……?
不審者注意のポスターが笑えます
後光の差しているあかね神々しい。
良牙はらんまの試合を妨害するためにやってきたのだった。
2階以上から水を落とすのが許されている世界観。
ブタならいいのか。いやよくはないだろ。
小太刀の横に置いてあった円は多分大小のタライ……?
どれだけ卑怯な手を吟味していたのでしょうか。
ブタの姿の良牙を見かけてふと思いつくのであった。
いちろう大活躍
ついに試合開始、そこで登場するのがいちろうの実況です。
結構アドリブも含まれているんじゃないでしょうかこれ。
本当に画面を見て、そのまま実況を乗せているような選手紹介ぶり。
なめるようなカメラワークがここ格好いいですね。
このあともいちろうの流れるような実況が次々と飛び出て試合を盛り上げてくれました。
まあTSか同姓同名かって考えたら後者を考えるよね
レオタード姿で屈伸するのが何か男の子だなーと思わせる所作。
カメラワークもありますが、どこかけっこうきわどい感じになってて、いい、ですね……。
登場の仕方も華やかに。
名前を出しても結局気づかれず。
九能兄妹に至っては違和感すら覚えない。アホの世界観。
Pちゃんの鎖どうなってんねん問題
カットで長さが違う気が……。
それはともかく作画がいい。どこを一時停止しても格好いいか面白くて魅力的な絵かのどちらかなんですよ。試合中ずっと。
道具を使うなら何でもありの大乱闘。
そもそもプロレスのリングですからね。どこが新体操やねん、という新規勢の声が聞こえる。
ブタも道具とみなされます。
ブタのリフティングもお見事。やっぱりらんまの脚のカット多くない!? やたらフェチいな。
クラブをヌンチャクのように扱うカットも格好いい!
ほぼ全編女なのでらんまを魅力的に描くならこの話! と決めていたのかもしれません。
さっきの名乗りを上げるカットもPVのサムネになっていたし。
私はやっぱり女らんまのファンなので楽しい回なのでした。
無限に広がる道具さばき
ゴングや机、実の兄が舞い合う試合。
道具を使えば何でもありの真骨頂です。
実の兄有効!!
突きをした九能センパイはその後どこ行ったんでしょうね。
熱湯攻撃
何故かお茶を持ち込んでセコンド側に入ってきた玄馬。
めちゃくちゃお菓子持ち込んでる。何しに来たのか。
熱湯に目を付けた小太刀に一緒に持ち込んだやかんを取られます。
「こんな格好で男に戻ったら……」
原作ではこの後に「末代までの恥っ!!」と続くんですが、ちょっと言葉を濁す感じでカット。その後の良牙の「やーい、男のレオタード」も言葉を換えられていましたね。男の女装を恥とさせないための配慮?
そうなると結構変わってくる部分も多いな……これからどうしていくんでしょうか。
水のアシスト
あかねが消火栓でアシストします。
パンダは原作だと本当にいるだけでしたが、ここで一緒にアシストしてます。
あかねちゃんは足怪我してるものね。話の整合性を付けるためにもいい改変です。
ここの水の表現が素晴らしい!
水の作画は難しいと言われていますが、なんのそのです。いい制作会社に恵まれたなーとつくづく思わされました。
ずっと何か食ってるパンダ
水のアシストの後はもちこんだお菓子をずっと食べてます。
マジで何しに来たんだ。
決着
人力リングを暴き、コーナーポストとロープのみになります。
色々あったのちに小太刀の立つコーナーポストをぶち破り、小太刀だけをリングアウトさせることに成功します。
ということでボロボロになりながらも勝ったらんま。
負けた小太刀の涙に少し思うところがあるのか同情の目を向けます。
そういうところやはり女性に甘いですね乱馬。
しかし小太刀は挫けない。
らんまが燃え尽きて終了です。
次回
今の時代はコンプラがーとか言われがちですが、テレビ局側の自主規制というのは昔からあるもので、『らんま』もアニメでは結構な改変を受けてきました。そういう意味では極力原作通りにやってみようと試みている今回のアニメ化は吹っ切れていて、十分に意味のあるものだと思っています。
次回からはそんな旧アニメの自主規制をもろに受けた格闘ペアスケート編が始まります。
結構この話は順番が大切だったのに改変を受けたことは残念でした。
なので本当に楽しみです。