格闘ペアスケート編開始『らんま1/2』第8話「愛しのシャルロット」感想
こんばんは。今日も土曜更新です。
雑感
うろん格闘ネタはいくつかありますが、今回もそのネタ。しかしながら、いや~~~、格闘ペアスケートというものを飲み込むよりも先に、乱馬とあかねの関係性が悶絶するほどかわいくて消化しきれねぇ。
乱馬くんのファーストキスというのがこっちが先というのが重要で、旧アニメじゃ前後しちゃったから、もどかしく思っていたので、それを楽しみに見ていましたが、乱馬とあかねがフツーにラブコメしてるのが眩しくてびっくりしたな。
おかしいな……原作は何度も読んでいるはずなのに。アニメで発見すること多くて驚いちゃう。それだけに今回のアニメ化はいい機会になったと思います。監督が強火乱あオタすぎるのか。
それじゃ細かいところ行っていきましょう!
あらすじ
キャラクター
三千院帝、白鳥あずさ
(CV.宮野真守、悠木碧)
ここはセットで語りましょう。
いちエピソードのゲストキャラなんですが、旧アニメだとキャラソンとかでやたら出張ってたから、何故か準レギュくらいの立ち位置だと錯覚してしまいそうになるふたりです。
今回のアニメではそうはならないとは思うんですが……。
でも声優が豪華だね!? まあ、それも元からか。
まずは白鳥あずさちゃん。かわいいものを集めるのが趣味。でも、かわいいものを見つけると、名前を付けて持ち帰ってしまうという、ずばり犯罪と指摘されるレベルのやべー女です。この漫画、犯罪してるキャラ多いけど、指摘されるのはあずさちゃんくらいですよ……。この癖により、放送順を前後させた上で、無印アニメ『らんま』を終わらせるのを早めたんですが、よくその後重宝しましたね!?
前任の松井菜桜子さんはホントにサイコパスじみた演技をしていましたが、悠木碧さんのあずさちゃんは一見美少女感を保っています。本質的にやべーのには変わりないけど。
次に三千院帝。こいつはこいつで初対面の女にキスするやべーやつ。『らんま』にはやべーやつしかいねーんですよ。
作中で落書きされますが、こいつの悪口たぶん事実しか書かれてない。
「おれの彼女かえせ」が笑えますね。男の敵なんでしょう。
色男なので、基本モテるんでしょうけど、初対面の女に無断でキスするのはやっぱ犯罪だぜ!!
三千院は前任が井上和彦さん。キャラソンでも渋いって言われてましたが、高校生にしては大人すぎる声だったと思います。宮野さんは、わりと爽やかですね。あとキャラクターに思った以上にマッチしている。
そんなふたりですが、格闘ペアスケートの黄金ペア。超高校級とされます。
ですが、普段の相性は最悪っぽい。
三千院はあずさちゃんの悪癖に振り回されるし、あずさちゃんはかわいいものに夢中で色男の三千院など眼中にありません。
ペアっていうから男女っぽく描くのかなと思いますが、男女でも仲良くないものは仲良くないよ、という留美子先生のドライな感じが伝わってくるキャラクターだと思います。
みどころ
アバン
触れるべきか触れざるべきか悩んだところ。
一言だけ。どういう状況?
Pちゃん行方不明に
スケートにお汁粉と、すっかり冬になってきた作中季節。
ひろこがあかねをスケート部に誘ってますが文脈的に彼女らはスケート部なんでしょうかね。
スポーツ万能なあかねも助っ人が多くて忙しいんですね。
お汁粉の形がPちゃんの顔に見える演出かわいいですね。
すっかりペットとしてかわいがられているPちゃんですが、スケートリンクにまで連れてこられてます。愛されているなぁ。
スケートリンクに置き忘れられて、誘拐されますが。
拳でダイレクトアタックするあずさちゃんこわい。
そりゃモブもどよめくわ。
一方中華屋で先日の格闘新体操のことで激詰めされている乱馬。
さすがに関係性を疑われる。
でも飄々と乱馬はしらばっくれる。
正体知らないしんごときいちが必死で問い詰めるのめっちゃ好きです。
しかしあかねのことになると顔を赤らめて否定する乱馬。
しかも突然入ってきたあかねに泣かれて体裁を崩します。
「色気がなくたっておれは別にかまわ…」まで言ってしまうところがきゅんです。もうそりゃ告白に近いよ。
Pちゃんマスコット化
Pちゃんがいなくなったことを告げるあかね。
ところがいなくなったPちゃんを堂々持って入ってくる女がいるではありませんか。
シャルロットとPちゃんで迷ってるカットのPちゃん、なんかこのアニメのマスコットキャラを確立してるじゃないの。
私はPちゃんはあくまでも良牙が変身した姿で、作中を代表するとは思っていましたが、そんなにあからさまにマスコットという意識はなかったので、なんか意外な演出。
挑戦状
Pちゃんは、三千院が返してくれますが、あずさちゃんとペアスケートで対決という話に。
「あほらし」と様子を伺っていた乱馬ですが、三千院の顔があかねに近づいたところでナルトを飛ばし、ペアスケート対決に加わることになります。
明らかに嫉妬の表情の乱馬が堪らない!
帰りの「おめー、あーゆー男が…」も含めてあかねへの感情を隠しきれなくなってるのが分かりやすい。
スケートは…
割り込んでくる良牙と一緒にスケートに挑みますが、滑るのはからきしで…。わざわざ女になって再挑戦するらんま。へっぴり腰で、女でも十分かっこ悪い姿に。
「今は女だもん」のらんまがぶりっ子かわいい。アニメだとこのあたりから女を利用し始めたな……。
滑れなすぎて、顔面崩壊する姿もかわいい。ずるい。
三千院に抱きかかえられている時点で、狙われているのが分かるんですけど、本人きょとん顔なんだよなーーーーーー、女を利用したわりに女という自覚が薄い!!!
格闘ペアスケート
百人組手でカウント出る演出がいいですね。
種目はただのスケートではなく格闘ペアスケートだと気づいたらんまは目を輝かせます。へっぴり腰で。
Pちゃんに気づいたあかねから離れると、ペーパーマリオ状態に。ここの演出も好きです。
よりによって…
口づけの黒い描写がグロテスク。
モブが興味深げに、あかねとPちゃんは仰天顔なのに、あずさちゃんはいつものことみたいな感じで見ているのがいいんですよね。
いろんな女にやってるんだな……って。
「相手が男じゃ」が「あんたが相手じゃ」になってましたね。今週の地味言い換えポイント。
キスされたことに怒ってたのはあるんですけど、「よりによってあかねの前で」されたことにキレてるんですよね。
ここでも乱馬からあかねへの矢印の描写。
VS三千院
乱馬の怒りの描写がよりパワーアップしております。
三千院からしたら急にキレられて謎だよな、マジで。
死霊の盆踊りの餌食になる乱馬ですがあかねはちゃんと見ていた。
動けている乱馬と気絶している三千院で乱馬の勝ち。
「乱馬、立てる?」の声色がやさしくて好き。
「乱馬の勝ちよ」も正々堂々としていて好き。
ファーストキス
なびきの「男が相手じゃ、数のうちにはいらないわよ」も削られていましたね。
どっちかというとファーストキスだったかどうかを強調してます。
うん、やっぱりここはこの順序で良かった。
道場でのあかねとのやりとり
いじいじしてる乱馬くんかわいい。
「うしろがらあき」と叱咤するあかねももはや熟年夫婦のよう。
しかし、続くあかねとのやりとりはあまりにも甘酸っぱくて……。
すごく時間を取って丁寧に作られていて本当にドキドキしてしまった。
今回ここだけでも見る価値があるレベルでクオリティが高い。
あかねの唇がちょくちょく艶めいて描写されているのもドキドキを高めてくれます。
ベテランふたりにこんな甘いやりとりさせていいの……? 本当に最高です。
「本当に好きな相手と」
「あたしとじゃヤなんだ」
「んなこと言ってねーだろっ」
「おめーがやじゃなきゃ」
ここ言外に好きって言ってるも同然で、こんな定番なやりとりこの令和にしていいの!? って頭かきむしりそうになりました。
すごい。
何がすごいってここからこの距離感で、38巻まで続くところ(今3巻)。
永遠に何やってんだこのふたりは、ぁあ!?
いや~~~顔のにやけが止まらない。
繋がりそうでなかなか繋がらないふたりの関係は、観覧者の闖入で幕を閉じます。
なびきおねーちゃんが全ての視聴者の心を代弁してるよ……。
ふたりで顔真っ赤にしてかわいいのなんの……。
次回
ついに試合ですね!!
サブタイの時点で最高すぎる。
もう、たっぷりですよ、きっと。最後まで中たっぷり。
楽しみです!
以上。