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九能登場! オリキャラも!『らんま1/2』第2話「男なんか大っ嫌い」感想

雑感


相変わらずテンポが良い。にも拘わらず、原作から端折ってる部分はないのでやることをちゃんとやっている感じ。とても好感触です。
新キャラ・九能帯刀が出てきました。九能センパイは旧アニメではCVが鈴置洋孝さん(代役・後任が辻谷耕史さん)でした。今回のCVは杉田智和さん。私は違和感なく見られました。イケボを保ったまま可笑しな事をするのが面白い。次回以降の演技にも注目です。
個人的に予想していた通り、2話は九能の告白で終わりました。
雑誌情報によると良牙が出てくるのが4話なので、3話は東風先生を巻き込んだラブコメをやりつつ、九能との決着が描かれるはずですが、これは結構端折らなければならないのでは…? ちょっと心配しながら来週にも期待です。


あらすじ

乱馬はあかねと同じ風林館高校に通うことに。ふたりが学校に着くと校門前にはあかねに交際を求める男子生徒たちが待ち構えており、そこには剣道部主将・九能帯刀の姿があった。あかねに想いを寄せる九能だったが、女の姿になったらんまに一目惚れしてしまい…!?
脚本:うえのきみこ
絵コンテ:宇田鋼之介
演出:新井宣圭
総作画監督:齊藤佳子
作画監督:金田莉子、藤田亜耶乃、柴田志朗

TVアニメ「らんま1/2」公式サイト

相変わらずネタバレを厭わないスタイル。往年のファン向けアニメなんでしょうかね?
個人的には何度も言うように初見の人にも見てもらいたいのですが……。

キャラクター

新登場のキャラクターについて。

小乃東風

(CV. 森川智之)
今回は顔出し程度でしょうか。
地味に作中最強格の片鱗を見せる東風先生。原作じゃ後になると出てこなくなるのでその実力は未知数なのですが……。
新アニメでは森川さんのイケメンボイスが際立ちましたね。
そりゃあかねちゃんも惚れるだろうと。彼の前ではしおらしく話していたのが印象的でした。
次回の演技にも注目です。

九能帯刀

(CV. 杉田智和)
今回のメインキャラ。
杉田さん、イケボに磨きが掛かっているなぁ~と思いました。だからこそ、おかしな言動が目立つというか。良い働きをしてくれました。
顔はイケメン、でも変態。
私も作中屈指の好きなキャラクターです。
これから先も重要キャラクターなので、彼の演技にも大注目です。

いちろう

(CV. 関智一)
今アニメ化のオリジナルキャラクターです。
上記のように監督が登場を予告してました。
というかOPに出てたんですけどね。
「原作通り」が求められる昨今、わりと挑戦的というか、思い切ったなぁという印象。
でも、作中には実況がいるシーンも多いので登場には納得です。
その心意気やよし。
今後の活躍に期待しましょう!

のりこ、ともよ

(のりこ CV. 富岡美沙子 ともよ CV. 神本綾華)
あかねの友人たちですね。
旧アニメでは、「さゆり」「りか」と呼ばれてた方たちだと思われます。
となると、乱馬の友人である「ひろし」「大介」(ともに旧アニメオリジナルの名前)も変更になる可能性が高いですね。原作で結構目立っているので登場が楽しみです。

見どころ

玄馬と乱馬の喧嘩シーン

ここも1話と同じく、「アメコミ調」の色彩になっています。
後述しますが、格闘シーンはだいたいこれですね。
一方で1話のじゃれ合うような喧嘩シーンには使われず、メリハリのある演出になっています。
新アニメの特徴のひとつになりそうですね。

東風先生登場

先も言ったとおり、今日キャラ感が強いですね。
実際底知れぬところがありますが、本当に原作では途中から全く出なくなるので……。このままアニメが続いて行ったときにやっぱりフェードアウトしていくんでしょうかね!?
そしてなによりイケボ~~~!!!
こりゃあかねも惚れちゃいます。
日髙さんのしおらしい演技がここの注目ポイントです。
ところでNetflix版の字幕を確認したところ、あかねがお湯をもらっているおばあさんが(小乃)となっていたのですが、東風先生のお母様でしょうかね?
原作でも謎。

あかねと男子生徒の格闘シーン

さっき格闘シーンでは「アメコミ調」を使っていると言いましたが、ここではなかったですね。
ちなみに冒頭でちらりとなびきが「それにあんたと登校すると大変なんだもん」と言ってこのシーンの伏線を張ります。
多種多様な部員たちをばったばったとなぎ倒していくあかねの雄々しさが見どころです。

登場、蒼い雷

出てきました、名物キャラ!!
九能が『蒼い雷』を名乗るときに遠くで雷鳴がとどろいて、天気が急変したことを示す描写が秀逸です。
それにしてもあかねの棒読みの挨拶には笑いました。
そして、乱馬との決闘に。
ここも「アメコミ調」に。
すっと間合いに入る乱馬の格闘センスが光ります。
こういうところとか、やっぱりテンポは速いんですが、ちゃんと見どころを押さえているのでとても面白いです。

変身シーンの切り替え

アニメの特徴として、水・お湯による変身シーンをシークエンスにしないところが良いんですよね。先のほねつぎ屋さんでもそうでしたが、体育倉庫での変身もあかねを跨いで変化しているという演出に。漫画ではコマで割ってあるので、アニメではシークエンスにしたいと思うでしょうが、それを一切しないところは好感が持てます。

九能となびきの漫才

旧アニメだとちょっと原作と異なっていたので不満だったんですけど、新アニメだと原作そのままに。ここも小気味よいテンポで進んでいきます。
このふたりの台詞の応酬が好きですね。

九能の早着替え

後になってくると珍しくなってくる九能の貴重な学生服シーンから袴への早着替えシーン。
まさかのロッカー。
こういうちょっこし笑えるアニオリはいいですね。

九能を助けるらんま

乱馬の良さって、どんなに変人・変態でも情けを掛けてあげるお人好しなところだと思うんですけど、これは連載初期から最後まで一貫してましたね。
正体がバレる危険を冒しながら九能をプール際まで運ぶ面倒見の良さが光ります。

男じゃない

これ系の台詞はカットされやすいかと思いきやそのまま放送しましたね。
あかねも原作とはちょっと変更されましたが、乱馬のことを変態と呼びました。
原作テイストをそのまま活かしてくれるのは有り難いですね。
この先も安心して見られます。

九能の果たし状……と思いきや恋文

なびきに見られないように書いてる姿が可笑しい。
恋文だから恥ずかしかったんですね。
地味に、九能→らんまへの呼称が、原作の「木の上のやかんの女」からこれ以降の通称になる「おさげの女」に統一されました。
そして告白シーン。
ここは漫画のモノトーン調で仕上げてきました。
やはり演出のメリハリが利いててとても良い。
でもらんまの「嫌だ…」は余計だったかな?
砂になっていく彼の心象描写は良かったです。

次回

先にも言ったように、良牙の出番が4話からなので、3話は切り詰める可能性があるかもしれない……もしくは順番を入れ替えるとか。
どうなっていくのか注目です。
来週も期待大です!

以上。

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