小太刀登場『らんま1/2』第6話「黒バラの小太刀」感想
雑感
だいたい原作通り。で大して言うことはないんだけど、やはり面白いものは面白いんだよなあ。
勝平さんが今の乱馬には「すごく自然体で向き合える」と仰ってたのですが、
たしかに、声がいい意味で気が抜けてるんですよね。細かいひとり言みたいな台詞が特に。
乱馬はどこか飄々としているので、とてもキャラクターに合ってると思います。乱馬の魅力を最大限引き出している演技だと思いますね。今回でそれはすごく思いました。
さて格闘新体操編の始まりです。
詳しい感想はこのあとで。
あらすじ
ひさびさのネタバレあらすじ。
作中ではそれほどはっきりと描かれていないんですが、「乱馬に想いを寄せていると知り」、奮闘したって解釈でいいですね!?
あかねちゃんかわいいね。
キャラクター
九能小太刀
(CV.佐倉綾音)
新キャストでの登場です。九能の妹にして準レギュラーの小太刀。
新キャストでも圧倒的なヤバい女感は変わらなかった!
「こわかったっ…」のところ「お前がこえーよ」で満場一致になる変態演技が見どころです。
佐倉綾音さんは放送前に公開されたインタビューで旧キャストの島津冴子さんを意識し、新しいキャストとして違和感とならないよう努力されたことが語られました。
記事を読むだけで大変な情熱が伝わってきました。
作品への愛も感じ、この人で良かったと今は思います。
またMANTAN WEBではその後、旧キャストの島津冴子さんのインタビューも載せられました。
これには驚きましたね。まさかオリジナルキャストにもインタビューがされるとは。円満な交代だという証だと思います。素晴らしい。
九能センパイに対するお兄様呼びが何だか微笑ましい。島津さんは九能役の鈴置洋孝さんにベタ惚れでしたからね。
そんなわけで新キャラ小太刀の紹介でした。
ハチャメチャなキャラがどんどん出てくる……!
みどころ
アバン
今回は影絵風。
前回のスーファミ風を見て今後どうなっていくんだろうと思ってたんですが、まさかの新たなバージョン。これ何パターン作って行くつもりですかね?
いや、色々なパターンが見たいですけど、「アバンはバンク」と無意識に思っているところに、まさかのバンクじゃないアバンを持ってこられて、大丈夫!? 制作!? ……と心配になってしまいました。
いや、ホントシリーズがどんどん続いたら、続くことを楽しみにしているけど、どーすんのよ……。
今後に期待ですね!
オープニング
あかねショートver.
最初に出てくる顔が今までよりもあかねらしい? 感じになっている気が……! やはり原作ファンとしてはあかねはショートこそ似合うんだよなぁと思いますね。
時系列的にロングのところはロングなので、ロングが名残惜しい人にも嬉しい仕様。
小太刀登場
原作では喜んで肉まん屋さんのサービスを受けているらんまが登場するのですが、アニメでは台詞で処理。
ここはこの時点の乱馬は女の姿で媚びを売らないのでは? というアニメ制作陣の判断なんじゃないかと思います。
「私は聖ヘベレケ女学院の黒バラ。黒バラの小太刀」
『聖ヘベレケ女学院』のゴロがアニメにすると良すぎる。絶対にないんだけど絶妙にありそうって感じの響きなんだよな……!
「泣くなよ、男だろ」が原作とちょっと台詞が変わっていますが、ほとんど同じ。2話の「男じゃない!」もそうですが、基本的に時代背景を考慮してこういう台詞も生かしておく方針なんでしょうね。
今後の展開を考えると、私としては有り難い限りですが。
格闘新体操
あかねのベッドでストレッチしてるらんまがかわいい。
いつの間にベッドの上に平気で上がれる関係になったんですか。教えてください。
そして「格闘新体操」といううろんな競技。
有無を言わせず納得するしかない雰囲気が笑えます。
ここから『格闘○○』が始まっていくわけですが。
特訓
「おめー、得物使えんの?」
「得物」←ここのちょっと失笑したような言い方がメチャクチャ好き。
PIGのPちゃん。ここでようやく名前が出ましたね。
Netflix上ではすでに字幕上に出てたんですけども。
あかねの特訓シーン。
淡々とツッコむ乱馬が笑えます。
早雲今回台詞なし。
「不器用で悪かったわね悪かったわね悪かったわね」のところ、原作では手をぶんぶんと振っているだけにも見えますが、アニメでは乱馬の膝をぽこぽこ叩く感じに。何か距離近くない、君ら。かわいい。
小太刀の闇討ち
不審者だー! これ! な小太刀。
言ってることとやってることが違いすぎて笑う。
小太刀の闇討ちに乱入してきた乱馬とPちゃんがさらに場をしっちゃかめっちゃかにします。電気スタンドなんて壊れたし。ひどいw
ここの作画が妙にいい。
原作以上に動き回ってくれました。
そりゃあかねも余計怒るよ。
小太刀、乱馬と対面
正直人の家の屋根にいるだけでも不審者だと思うけど、やかんが当たったことに気づいて助けに行く乱馬は格好いい。小太刀はフィルター通しすぎだけど。
世界観謎な原作イメージ再現のシーンもよくやってくれました。
しびれ薬嗅がせてキスを迫るの、コンプラよくOK通ったな……。
しかし『らんま』はこの手の展開が多いので避けられない道なのである!
九能の妹
無理矢理キスされそうになったのに「あの女苦手」済ます乱馬すごいな……。
苦手としながらも女の涙にも弱い。
あかねの後ろに隠れる姿が最高に情けなくてかわいい。
ガヤの「お~痴話喧嘩か~?」とか「三角関係だって!」の台詞が実に『らんま』世界のモブっぽくてよろしい。
「妹をよろしく頼むぞ」
小太刀が九能の妹と分かり、納得の二人。
視聴者も納得しかありませんね。
逆接を使いながら全編ボロクソの九能の小太刀評がひどくて笑える。
試合前夜
不器用なあかねですが、一週間でなかなか出来るようになっています。
あかねもやれば出来るんですよ!!
ここらへんの乱馬の声色が本当に軽妙で好きなんですよ。
リボンを解くシーンはアニメオリジナル。
怪我をするあかね。
代理を立てるしかなくなりますが、白羽の矢が立ったのが……なオチでした。
次回
ついに対決!
女らんまの見どころあり!
予告からして作画が表現が良くて楽しみですね。
以上です。