![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168357892/rectangle_large_type_2_1e3a20cb97f49aafa28cc4bc1f232a19.png?width=1200)
マイ・ライブ・オブ・ザ・イヤー 2024
あけましておめでとうございます。
昨年観た花田さん関係のライブを振り返る「マイ・ライブ・オブ・ザ・イヤー 2024」である。
2024年はおおよそ月2回のペースで会場に足を運び、配信は1回のみ(リアルライブと両方観たものを合わせると2回)という年だった。
内訳は半分以上がアコースティックギター・ソロの「流れ」で、残りはband HANADAなどのバンドやゲスト出演。残念ながらRock’N’ Roll Gypsiesは冬眠モードに入ってしまったのか、ふっつりと音沙汰がない。それはそれで仕方のないことである一方、その代わり、というわけではないが、苗場音楽突撃隊を始め、かねてからずっとナマで拝んでみたいと思っていたライブを観ることができた。そういう意味では、面白い年回りだったと思う。
というわけで、あくまで極々私的な記録ながら、よろしければどうぞ最後までおつきあいください。
======================
★ライブ・オブ・ザ・イヤー 大賞★
6月29日 Play The SONHOUSE <ゲスト>花田裕之、大場由文/O.A. 山本慎也ブルースバンド(高円寺・JIROKICHI)
たぶん、鮎川さんが存命中に観ておくべきものだったかもしれない。だが、自分にとってはこれがタイミングだったのだと思う。どこをどう切り取っても素晴らしいバイブレーションに満ち満ちていた。出演者たちが人生を通してこれまで聴いてきた、プレイしてきた音楽への深い深い憧憬と愛情。生きていることの喜びが伝わってくる瞬間でもあった。
《次点》
11月9日 花田裕之&大西ツル ~流れ2024 高知編~(高知・ri:ver)
直後に控えたband HANADAツアーの前哨戦ともなったセッション。とはいえ、バンドスタイルとはひと味もふた味も違った魅力で圧倒。まさに千載一遇、奇跡のようなギター・デュオ。エレキ2挺の「流れ」というのも激レア。前年の花田&椎野に続き、またもやってくれたぜ、高知!
★特別賞★
10月4日 花田裕之 ”流れ” 下北沢 2024 Harvest Time編(下北沢・ニュー風知空知)
惜しくも閉店となったニュー風知空知。コロナ禍中の配信ライブでも、リアルライブでも、数々の記憶に残る「流れ」の舞台となった。また、毎回ライブに興味深いタイトルをつけて盛り上げてくれた。この場所での「流れ」が実らせた最後のハーベストも、実に豊かなものだった。花田さんとニュー風知空知に拍手。
★ベスト・プレイ賞★(各ライブで披露された楽曲と演奏に対して)
12月19日 band HANADA「Sadness City」(横浜・Thumbs Up)
実は3月の横浜サムズでもこの曲はやっているのだが、今回は12月の「サッドネス」にベスト・プレイ賞を。記憶に新しい方がよくみえる、というのではない。一度延期になったぶん、久しぶりのいつもの店で、バンドメンバー4人の息のあったプレイ、グルーブ感、さらには観客席の期待と熱気、すべてがパーフェクトにかみ合っていた。最高。
《次点》
8月3日 花田裕之 “流れ”「渦」(表参道・The Moon Under Water)
酷暑の中、気温と湿気で呼吸をするだけで消耗度Max。おまけにリハ中の機器トラブルで、準備も押せ押せだったらしい。決して最良の日ではなかった日のアンコール曲。ぎりぎりの力を振り絞ってのプレイは、まるで白鳥の歌。文字通り魂を削っているかのような迫力。聴き手の魂にも深く刻まれたに違いない。
======================
以上、新しい年の始まりによせて旧い年のおさらいでした。
平らかで和やかな1年になりますように。