#6 見猿聞か猿言わ猿・・・。人生が歪み、悲しみの中に追いやられる(49歳)
思いっきり突っ走った40代。
こけてはジャンプアップ、
またこけては、2倍返しで立ち上がる!
そんな40代。
でも49歳の冬。
母の死をきっかけにして
私自身の内面のバランスが狂いだしました。
つらいことも見ないように
聞かないように、言わないように。
まるで猿の見猿聞か猿言わ猿
自分を自分でどんどん追い込んでしまうのです。
やってもやっても、私はダメだ。
できないことを釣り上げて
そこばっかりが気になりだす。
この数年はそんな状態だったのですが
自分の核を支えてくれていた母という存在がいなくなってしまった。
母は私にとって
何も気を使わずに甘えられていた存在だった。
何にも言わなくても、そばに居れる。
居たくなかったら、しばらく離れていても
何にも言わなくて済む。
機嫌が悪くても許してもらえる。
無私の愛だ。
私には主人がいます。
そして、主人のことはとても大切に思っています。
でも、気を遣い合わないというわけにはいきませんしね。
そんなこと、
母がいなくなるまで考えたこともなかった!
いなくなってから初めて、
あれ?
私、もう誰にも聞けない。。。
家のこと、料理のこと、父親のこと、
もう頼る人がいなくなっちゃった・・・。
見猿聞か猿言わ猿の私は
無私の愛があったからこそ
心の均衡を保つことができてたのです。
そして、一気に自分自身の置き場所に
立っていられなくなり
完全にシャットダウンすること
になったのでした。
それが、50歳になる前の出来事でした。
そんな時にふと現れたのが
足管理の世界でした。
知人の方が、
足の視診をしてくれるというので、
ふわふわとした気持ちで足を出しましたら
え??
大丈夫???
心配だわ・・・
と開口一番に言われ、
腎臓から始まり、血管が細くて
頭の血管が切れる可能性がある。
要注意だよ!
水分飲んで、ウォーキングして!!
そして、ここの靴が良いから、
これ履いて体のバランスをとって!!
その時に出してもらったのが
家履き用のスリッパで、履いた途端、
体の筋肉がスッとたった感じがしました。
直感的に、
あ、これは
私の姿勢バランス
を変えてくれるわ。
躊躇なく
すぐにスリッパを購入し、外履きのシューズを手に入れました。
さて、
私の精神ダメージと
足管理と何の関係性があるの?
と思われた方もいらっしゃると思いますが、
これはとても重要なことで
外見を整えることは、ひいては、
内面を整える。
足管理は、足裏のバランスを整えることから始まり、
最終的には自律神経につながるのです。
視診をしてもらって
スリッパを履いた途端に、
そのことに気がついたわけではなくて、
ただ、直感的に
"これは、いい。"
そのことしか考えてませんでしたが、
後から思うと、
そういうことだったのかなと思います。
見た目を整える40代から
とてもリアルにシンプルだけど
足裏という土台を整えることの重要性
に至りました。
土台作りは
私の心のあり方の土台作りに繋がるのです。
たかが外見、されど外見です。
49歳の春の出来事でした。
つづく。