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Mind Jazz日々徒然その.9/音楽を書くということ

音楽を作る時、必ず使うもの。
楽譜の話です。分からない言葉が出てくるがご容赦を。

昔は紙と鉛筆があれば作曲仕事ができたが、
今はコンピュータが扱えなくては仕事にならない。

録音作業をはじめとして、作曲にも楽譜作成ソフトを使う。
全てコンピュータとソフトで作るような時代に変わったのである。
こうなったのは、せいぜいこの20年くらいのもの。

その前は、コンピュータはあるが、相変わらず作曲は
紙と鉛筆のアナログの世界だったのです。

楽譜作成ソフトの良いこと、悪いこと。

良い事。
1.大きな譜面と文字を見ながらの長時間の作業
 とにかく目が楽なのです。
2.編集がとにかく楽。何度でも書き替えが可能。
 これは言い換えるとドツボにハマりやすい。
3.音楽を客観的にみることが可能。
 昔はスコアーから頭で想像するのみ。
 だから作曲は専門家だけが出来る分野と言われていた。

悪いこと。
1.時間が制限なく作業できるので時間が長くなる。 
 長い時には12時間くらいになることも。
2.今のソフトの特徴だが、とても高機能。 
 もう、一生かかっても使いきれないほどの機能があります。
3.楽譜制作ソフトごと機能が全く統一されていない。 
 当たり前といえば当たり前だが。ソフト制作者は自分のものが一番と     
 思っている。


では、どれが一番いいか。
昔は『フィナーレ』今は『シベリウス』今後は『ドリコ』
これは全く私の主観です。

ちなみに私は今は、『シベリウス』を使用。
使い始めは何ともイライラしたが、慣れてくると案外使いやすい。
が、高機能すぎて使い方をすぐ忘れてしまう。
現在の1/3でも十分な気がする。しかし、音がイマイチ良くない。

シベリウスVer.2024

『フィナーレ』は出版業界の標準と言われるが、私は嫌い! 
なんで?立ち上げ画面が何ともそっけない。
最初に見る画面大事なのです。だから、何回チャレンジしても
飽きてしまう。プラスめちゃくちゃ高機能。業界の専門家向けソフトです。

フィナーレVer.27最終バージョン

そんな業界標準ソフトも2024年8月、突然35年間の開発を終了した。これにより大量のフィナーレ難民が出ることに。一寸先は闇、分からないものです

『ドリコ』は『シベリウス』をやめた製作者(一説には解雇らしい)
定かではないが・・。 これ、前にチョット使ったが、何か今ひとつ。
立ち上げ画面は嫌いだが、音は良い音源(HALison Sonic)が付いている。
これなかなかの優れものである。

ドリコVer.5

今しばらくは『シベリウス』でいくが、もしかしたら来年あたり
『ドリコ』に移っているかもしれない。

隠れた名品。
『オーヴァーチュア』

これ、実は20年前から使っているが、一番使いやすい。
初期のバージョンなんかは、本当に機能が少ないが
最低限のものは付いている。今は、バージョン5まできたが
制作が止まっていて、いずれ消えいく運命だろう・・・。

オーヴァーチュアVar.5

今回の私の結論とボヤキを少し。
最近、この楽譜作成ソフトのせいで目の調子が非常に良くない。
眼精疲労を通り越して、白内障の危険あり。
音楽は目で作るものでも、耳で作るものでもない。

頭で発想し、手先から作るもの。
としたら、昔の作曲法が一番となるが、如何せん五線紙がもう見えない。
創作は現代の最先端のものを使うことになるが、発想の源泉を忘れないようにしたい。

音楽には  源泉がある
その源泉にも  その元がある
その元は大きな宇宙とつながる
そこから一滴の滴が落ちる時
曲が生まれる


今日はここまでにしましょう。

See You Soon!!


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