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【新・資本主義をチートする05】 誰にでもできる情報商材の作り方(実例つき)

 「資本主義をチートする」のシリーズは好評のようで、たくさんの方に読んでいただいており、嬉しい限りです。

 前シリーズ、今のシリーズともに、この世知辛い資本主義社会の中で、ちょっとした目線や考え方を変えてみることで、まるで「チート術」のように、楽に俗世の荒波を渡ってゆこう!という気持ちで書いておりますが、今回は誰もが憧れる

「僕たち、私たちも、お金がチャリンチャリンと入ってくる情報商材を作ってみたい!」

といういやらしい(性的な意味ではないほうね)欲望を叶える魔法の回でございます(笑)


 情報商材というブツはかなりくせもので、インターネット全盛の昨今では「月商数百万!」とか「毎日ちょっとの作業でウン万円!」とか、あやしげな煽り文句で情報弱者をカモにしてゆくイメージがついてしまっていますが、まあ、ほとんどの情報商材はまさにその通りで、みなさま方におかれましては、けしてお買い求めになられませぬよう、お勧め申し上げる所存です。


 前シリーズ、今シリーズを通読してお読みの読者にとっては、もはやおなじみのフレーズですが、「資本主義とは、情報の非対称性である」ということが教書で言うところのイロハのイですから、「儲け方を教えます!」という情報商材に、今現在儲かっていない素人さんたちが飛びついてしまうのはわからなくもありません。

 しかし、ここで、もう一度たった今出てきた基本に立ち返りましょう。

 資本主義で儲かるのは

 非対称である情報を持っているほう

です。情報を持っていないほうは、儲からない。

 ということはつまり、

情報商材を買うほうは儲からず、情報商材を売るほうだけが儲かる

というのが真実なのです。だから、そんなもんはいくら買っても「あなたは」儲かりません。儲かるのは売り手だけです。


 とまあ、ここまでは良くある話。情報商材なんてダマされているだけだぜ!やめときな!という至極ふつうのお話ですが、ここから資本主義をチートしてゆきましょう。

 「情報商材を売るほうだけが儲かるのであれば、情報商材を売る側に回ればいいんじゃない?」

と思いつくのです。まるで、マリーアントワネットが「パンがなければ、ケーキを食べればいいんじゃない?」と言ったように、軽~くそう思いついてしまいましょう。

 さて、ここで普通の人は、はたと困ってしまうはずです。

 そうは言っても「何を売ればいいのか」「どんなことを商材にすればいいのか」自分にはそのネタがない!

 もちろん、最初は誰もがそう思いますが、これから私が書く話を読んでゆけば、おしまいの頃にはその気持ちはすっかり切り替わっていることでしょう。

「ああ!自分にも情報商材が作れるかもしれない!」

と。


 それでは、まず最初のお話から。情報商材ということばに興味があるくらいですから、これを読んでいる読者さんは「ダークな話」がお好きだと思うので、商材がらみでもかなりダークな話からはじめたいと思います。

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