吉穂堂で会いましょう#6
いつまでも暑さの残る今年の夏。
涼しくなったら、吉穂堂で会いましょう、とおっしゃってくださっていたMarmaladeさん。
まだまだ暑い中を、娘さんと一緒に来てくださいました!
Marmaladeさんと初めてお話したのは、6月のすまスパ。
収録で、Marmaladeさんとピリカさんとお話したことで、おふたりにはぐっと親近感が湧き、もっとお話ししてみたいな、と思うようになっていました。
そんな時、Marmaladeさんが『星々文芸博』に誘ってくださいました。
———geekさんも来るのよ、行きませんか~?
行きます行きます!とふたつ返事でオッケーです!笑
この時は、geekさんと、お茶の時間にはramさんと志麻さんもいっしゃって、それはもう楽しい時を過ごしました。帰りの電車でもお話することができて、すっかりMarmaladeさんの魅力にノックアウト。
またお話したいな、と思っていました。
その後、6月の収録のご縁で別の収録にも誘っていただき、その時に「11日に吉穂堂に行ってみたいと思ってます」と言っていただきました。
娘さんとご一緒ということで、午後から少しだけ、お茶をしませんかとお誘いしたところ、快諾いただきました。
吉穂堂でMarmaladeさんと会いましょう
当日、私も別の予定が終わってから、吉穂堂に向かいました。
暑いです。9月とは思えない暑さ。
暑さが苦手とおっしゃっていたMarmaladeさん。こんな日に、寄っていただくのは申し訳ないと思いながら、こんな日でも寄っていってくださるなんて嬉しすぎる、と暑さも吹き飛ぶようでした。
時間ちょうどくらいにPASSAGEに到着しましたが、搬入作業もあったので少し手間取ってしまいました。お待たせするのが心苦しいと思いながら、『他人のそら似』を搬入。
この日のスタッフさんは、埼玉県の古書店『小声書房』を営む小声さん。
小声さんは覚えていらっしゃらないと思いますが、初めてPASSAGEに『駐妻記』を搬入した時に親切に声をかけてくださって、それがとても嬉しかったのが忘れられません。密かにいつか『小声書店』に行ってみたいという野望を抱いています。
次にお会いすることがあったらその時のことをお話しよう、と思っていたのに、この時は「Marmaladeさんと娘さんをお待たせしている!」と焦っていて、気もそぞろになっていました。せっかくのチャンスでしたが、お話することは叶わず。笑
この記事を書くにあたってnoteを検索してみたら、アカウントはありましたが、ほとんど使っていらっしゃらないようでした。
埼玉にお住いのみなさまは、機会がありましたらぜひ訪ねてみてくださいね。
さて、搬入作業が終わり、ようやくPASSAGE3階へ。
Marmaladeさんと娘さんのりすさんが待っていてくださいました。
Marmaladeさんは、リアルでお会いになったことのあるかたはきっとわかってくださると思いますが、姿勢の良い凛とした雰囲気のかたです。そしてすまスパでその声に耳を傾けたかたは納得していただけると思いますが、ふんわりとした優しい話し方でとてもフレンドリーにお話しくださいます。とっても素敵なのです。
以前、穂音さんにお会いした時にも感じたのですが、なんか「わぁ、また会えましたね!」と駆け寄ってハグしたくなるような親しみと懐かしさを(勝手に)感じるのです。
いや、もちろん、突然そんなことしませんよ!
そしてお嬢さんのりすさん。
Marmaladeさんの記事のコメントには、私はこんな風に書きました。
チャーミングで魅力的、って意味が重なってますね。今気づきました。笑
キラキラした知的な瞳の中に、Marmaladeさんのお茶目がちょっと入っている感じで、お母さんのMarmaladeさんのことを優しく受け止めている感じがしました。
私は、自分が娘として行動しているときに、親の知り合いと会うのが少し苦手です。子供のころから、大人になってもそうなのです。距離感がいまひとつわからないんです。
だからきっと、りすさんにしてみたら「お母さんの知り合い、しかもSNS繋がりの」私に会うのって、気づまりじゃないかしら、と心配でした。
でも、なにしろMarmaladeさんは話題が豊富でお話が上手なので、そんな心配は無用でした。吉穂堂の前に中川さんの個展に行かれていたこともあったかもしれません。りすさんもきっと、Marmaladeさんが「本当にMarmaladeさんと呼ばれている」ことに慣れてきていたのかもしれませんね。笑
気がつけば3人でお話が盛り上がっていて、楽しかったです。
あっという間に時間が経ち、おふたりは吉穂堂から『白熊と光』をお買い上げくださいました。サインを、と言われて「えっ!!!」と焦る私。
サイン――。
「本」という形にしたとたん、結構求められることが多いシロモノ。でも、なにしろ目の前でお買い上げいただいたことがとんでもなく久しぶりで、震える手で書きました。
練習しなくちゃいけない、と思いましたが(サインした後にいつも思うのです)、サインの練習をしている自分を俯瞰すると滑稽しか感じられず、その気になれないのが本音です。
なによりも『白熊と光』、お気に召していただけるといいなあと祈っております。
お話のあいまに『春告鳥』もちょっと好みですとおっしゃってくださって、天にも昇る思いでした。嬉しい。そんな風に手に取ってくださった「初見」の感想をいただいたのは、初めて。
オンラインも、電子書籍もありますので!と喉元まで出かかりましたが、いやいや、自制しました。すぐ調子に乗ってそういうことを言ってしまって、後で後悔するのが私。
さて、この日私はPASSAGEのカフェで話題だった新入荷珈琲、『坩堝』をいただきました。
名前がすごい!坩堝!
Marmaladeさん、りすさん、素晴らしいひとときをありがとうございます!PASSAGEに、吉穂堂に来てくださって、ありがとうございました✨
吉穂みらい最新刊『他人のそら似』
さて、今回吉穂堂に搬入したのは、こちら。
『他人のそら似』全4巻。
装丁は、コミックスをイメージしています。
いつもながら、装丁「だけは」好評です。
トップ画でおわかりのように、各巻ごとに厚みにバラツキがあるので、お値段を見直しました。
豆島さんより「2巻がキャンディキャンディ4巻並みに太い!」という感想をいただいています。これには爆笑しました。
その「厚み」はトップ画でご確認ください。
ちなみにこの喩えは『キャンディキャンディ』4巻を実体験した方しかわからないヤツですが、私の年齢(現在55歳)の前後10生まれのかたあたりならなんとなく「お姉ちゃんの(妹の)本棚にあったあれか」くらいのアタリはつくかもしれません。
そして今「実際のところどうなん?」と実体験しようと思っても、子供のころから本棚にある人しか実体験できないくらい、『キャンディキャンディ』はレア本として有名です。
最近「やっぱり本を作って売っているからには、宣伝をしなければいけない」と思い始めているので、しますね。
『他人のそら似』に限らず、私の本は、長いし分厚いですが、本当に読みやすいです(自分で言う・・・)。つるつる~っと、するする~っと読めます。これは本当です。誰かに聞いてみてください。コニシさんか、dekoさんか、青豆さんか、ヱリさんか、ローローさんに聞いてみてください(文学フリマ東京の「吉穂堂カタログ」に感想を寄せていただいた方々です)。
さくさくとスナック菓子感覚で気軽に脳またはお胸に収めることができます。
ですので「長い」と敬遠されている方は、いちど最初のあたりを読んでいただくと「お、自分速読してる?」くらいスピード感をもって読んでいる自分に気づかれると思います。
ぜひお試しになってみてくださいね。
内容は、これまた長いシリーズ物の1作品となっていますが、これはこれで楽しめる内容になっています。確かにヨソサマではあまり読んだことのないタイプの作品ではありますが、案外、面白いよ?
そんなに重くないんで、ほんとうに。
漫画とか、ラノベとか、そういう感覚で楽しんでみてください。
というか、これはラノベなのかな。絵がない漫画なのかもしれない。わかりません。私も私の本みたいな本、他であまり読んだことがないので。
ローローさんの本はSOLIDAにあります
それから最後にもうひとつ、宣伝です。
ローローさんの本は、こちらの「PASSAGE SOLIDA」にございます。
棚の様子はこんな感じです。
ぜひとも手に取ってみてくださいね!!