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誰にも話したことがないフルタイムなエンジニア2号が入社するまで

エオルゼアで白魔導士として杖を片手に世界を冒険にしつつAzoopでソフトウェアエンジニアとして働いている武田です。
最近、旗艦ダル・リアータを48周してやっと戦果記録が揃ってボズヤから解放されました。このままFF14について語りたいんですが会社のnoteですので自己紹介とAzoopへ入った理由を書いてみようと思います。

自己紹介

新卒で株式会社ミクシィに入社し、mixiゲームやmixi PlatformのAPI、mixiゲームのプロモーションのための仕組み開発をやったり、インフラチームに異動してインフラエンジニアをしていました。
その後、スマートフォンアプリ開発がやりたくなったので当時ミクシィの子会社で現在は株式会社IBJ傘下のDiverseに異動(後に事業売却に伴いDiverseに転籍)しYYCのAndroidアプリを開発していました。
Diverseに在籍していた当時はAndroidエンジニアとしてshibuya.apkをはじめとした様々な勉強会で地獄の誕生から縮小について話をLTでしたり参加していたのでお会いしたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
2019年9月、ミクシィ時代の同期でCTO風味のソフトウェアエンジニアを自称しているCTOの庄司から誘われてAzoopに入社し現在は商用車売買サービスのトラッカーズマーケット運送会社の業務支援SaaSのトラッカーズマネージャーの開発をしています。

Azoopに入社するまで

私はこれまでnoteに登場した運送会社様向けのフィールドセールスを担当している薬師寺トラッカーズマネージャーの営業を担当をしている塚本をはじめとするAzoopメンバーたちとは異なり明確にやりたいことなど理由があったわけではなく、「なんとなく転職も視野に入っているしとりあえずいろいろ話を聞いてみよう。そういえば庄司が半年ほど前にスタートアップにジョインしてエンジニア探してるとか言ってたっけーできるなら話を聞いてみるかー」と軽いノリで連絡を取ったのが始まりです。
スタートアップに興味はあったけど拘っていたわけではなく、toCのサービスをメインにやっている会社にいたこともありtoBなスタートアップを知らない、ましてやAzoopは全く知りませんでした。
というわけで連絡を取ると快く(と信じたい)話をしてくれるということだったので弊社所在地である三軒茶屋の某焼肉屋で会い近況などいろいろ他愛のない話をしながらAzoopの現状、どういうポジションを探しているのか、代表の朴についての話を聞きました。(「これぐらいほしいなぁ」と待遇面の話などもそこで軽くしました)
そしてその翌日には庄司から「代表がカジュアル面談として会ってみたいって言ってる」と連絡がありました。

「カジュアル面談だし会ってみたいと言ってくれてるなら」とオフィスまでいくと朴は熱く運送業界の現状や変えていきたいところ、Azoopが目指しているところを語ってくれました。そしてなんとその場で採用の内定を出したのです。(正式に内定の通知がきたのは翌日庄司を通して)
一方私は朴について(たぶん本人に言ったことはない)第一印象は

「カジュアルすぎんか?でも自分のビジョンについてはかなり熱い感じやなー」

でした。同時に「運送業界のことはさっぱりわからんがたぶんこの人なら退屈はしないやろう」という直感もありました。
しかし、内定を承諾し入社することを決めるのは1週間程度かかりました。給与面はともかく、スタートアップなので倒産するリスクはこれまでの会社とは段違いに高いです。また福利厚生など給料以外の待遇面は下がります。さらにスタートアップに対する知識不足からくる不安など考えるとすぐには承諾する返信はできませんでした。

悩みに悩んだ結果、最終的には直感を信じることにしました。これだけ書くと本当に直感だけで決めてヤバいヤツと思われるとアレなので自分なりの決め手を書いておきます。

(1) もともとスタートアップに興味があった
庄司をはじめミクシィ時代の同期はスタートアップに行った人が多いです。スタートアップの苦楽、ストーリーは少し聞いており興味はありました。
身近でスタートアップにいった経験を聞けたことは選択肢を考える上で大変参考になりました
(2) toBのサービス開発の経験が積める
toBな側面があった開発もしていたことがあるとはいえ、toCのサービスにずっと関わってきたのでtoBなサービスの開発をメインとした開発経験を積んでおくのも自分の開発に臨む姿勢を含めて必ずキャリアの糧になると考えました
(3) 挑む課題
大きな市場規模(約15兆円)ながらIT化は進んでおらず紙やエクセルが飛び交う運送業界の現状など机上の空論ではなく目の前に確かに存在する大きな課題の解決に挑むチャレンジに惹かれました

入社してどうだったのか

入社してからもうすぐ丸2年、幸いなことに楽しく仕事をしています。

楽しいことだけかというとそんなことはなく大変なことはたくさんあります。
大体のことは自分(たち)でやらないといけなかったり、比較的規模の大きな企業だとありがちな『政治力』というふんわりした時として見えない壁と力ではなく現実的で見える壁として『お金』と『時間』が存在します。
(尤も「金と時間」は企業の大小に関わらず意識しなければなりませんが)
ある機能を作るときに1週間かけて最高でエキサイティングなものを作ったところで使われなかったりサービスや会社の成長や改善に繋がられなければ意味はありません。セキュリティ対策も「大企業が実施しているレベルにすると超安全ですが工数数ヶ月、コストは数百万もかかります」だと内容にもよりますが許されません。今は専門のエンジニアやコンサルタントがいるわけではないので何であっても「どこまで最低限やらないといけないのか」を見極める必要がありそれを判断するのは我々です。そのため勉強しておかなければならないことはたくさんあります。
そのような感じで毎日「理想と現実」の天秤と睨み合いながらいい感じにバランスを取ろうとしながら進めています。
イケてる技術でイケてるサービスを作っていると思ったらそうでもない泥臭いことをたくさんしながらサービスを作り続けている感じです。

それでも必要と思ったことはどんどん提案して必要な説明を行い優先度に割り込みをかけたりプロダクトに対しては「もっとこうしたらいいんじゃないか」と改善提案もちゃんとでき議論のテーブルに乗せることができるので『ただの一作業者』ではなく当事者意識を持った上で仕事ができています。

まもなく入社丸2年、誰にも言ったことがない(気がする)入社理由と入社に至る経緯、代表の第一印象を振り返ってみました。スタートアップに興味がある人の参考になるかはわかりませんが弊社や弊社のエンジニアに興味を持っていただければ幸いです。

以上、何卒よろしくお願い致します。

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