過料販売

以前、弁護士の方が高齢認知症の方への
骨董品の過量販売がなぜ問題視されて
いないのか不思議だと言っていた。
確かに使うこともせず桐箱に入れたまま
大量に持っている方も多いと思う。
テレビ番組の某何とか鑑定団の出演者が
押し入れにいっぱい骨董品を
仕舞い込んでいるのを見かける。
ちなみにこれが骨董品ではなく着物であれば
テレビなどで過量販売だと騒がれたりします。
高齢者に「着用してもいない着物を大量に売り付けられた」
と言う事でその家族が問題視しそれが騒ぎになる。
ただし、仮に着物を数100枚所持してそれこそ毎日、
取っ替え引っ替え実際に着ていたら問題には
ならないと言うことらしいです。
実際に着ているか、着ていないかが焦点のようです。
そこで話は戻って
仕舞いっぱなしの骨董品の過量販売が
なぜ問題にならないのか不思議だと言う話でしたが、
あくまで「世間一般的」に見て
骨董品は使わずともそのものを所持すると言う
コレクターというものが認知されているからセーフ。
その反面、
着物は着るものなので、
箪笥に仕舞うだけで着用をしないコレクター
というのは世間では認知されていないのでグレー。
と言うようなことらしい。
あくまでとある弁護士の方から聞いた話なので
責任は持てませんが。
ほぼ着物を着用しない着物コレクター
と言う方は私の周りにも少数ですが存在し、
逸品、珍品着物を狙って購入される方がいますが
完全に着物コレクターといえる。
超ニッチだけど着物コレクター雑誌など
あったらどうだろうか。
定番の着物雑誌はモデルが美しい
着物をまとっているが
この雑誌の主役は着物本体であとは
所有者が淡々と語るみたいな。
しかし99%流行らんなこれは。
ただ世間一般に着物コレクターが
もし認知されたとすると
悪徳着物販売業者による高齢痴呆症の
過料販売が加速するかもしれないという
闇もある。


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