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古の美的感覚、色彩感覚

世間ではこの2月キッチンカーが集まる
賑やかなイベントがあちらこちらで
多く開催されているようでした。
裏山文庫での企画展
「王朝の鎧と古代草木染色展」が
無事に終了しました。
相変わらず激渋であまり万人受けしない
イベントなので少し心配もありましたが
いざ蓋を開けてみると
普段はお見えにならないような遠方からも
多くの方がお見えになり驚きました。
いっとき入場制限状態になってしまい、
寒い中、外でお待ち頂く事となり
大変申し訳なく思いました。
大きな都市で、さらに大きなハコであれば
人も多く集まり、収容も十分出来るのですが
田舎町でわずか12畳ほどの限られた
空間で一体何がどこまで出来るか。
そもそもここでやること自体が
すでに失敗じゃないだろうかと言う
失敗からのスタートと考えれば
無い知恵を絞って考えるしかない。
客寄せパンダ小屋にはならないように
どんな方に来て観てもらいたいかを
じっくりイメージし組み立てました。
早朝、会場の鍵を開けると
陽光が差し込む鎧の美しさに思わず
ハッとしました。
その後もずっと余韻が残ります。
美と威厳で圧倒する鎧の美しさに
私も節目の時にしか袖を通さない
紋付羽織に袖を通したくなりました。
古の美的感覚、色彩感覚を
再認識出来た貴重な企画展でした。
ご協力頂いた関係者の皆様には
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
明珍阿古さん、古代草木研究所の細尾さん、
古美術コレクターのSさん、
有難うございます。
またお越しいただいたご来場者様も
お寒い中有難うございます。
至らぬ点など多々あったかと思いますが
これに懲りずにまたのお越しを
心よりお待ちしております。

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